【ママ振袖】自分らしく人とかぶらない個性的な着こなしを実現しよう

2020.11.12

木枯らし一号や初冠雪の話題で持ち切りの今日この頃、冬の足音が聞こえてきましたね。
空も澄んで月や星が綺麗に見えるので、忙しい日常を少しだけ忘れて天体観測などいかがでしょうか。

この時期になると既に振袖を決めたという方も多いでしょう。
お母様やご親戚の振袖を着ると決めていたお嬢様はもっと早くに振袖が決まっていたかもしれません。
いわゆる「ママ振袖」ですが、近年人気があります。

今回はママ振袖の利点や準備について紹介していきます。
「昔の振袖だから古臭いかも」「シミが付いていて気になる」「サイズが合わない」と
ママ振袖にするかどうか迷っているお嬢様も、一度検討してみてください。

ママ振袖の利点

お母様の思い出を受け継ぐことができる

ママ振袖の良いところは、なんと言ってもお母様の思い出がたっぷり詰まっているところ。
お母様の振袖選びから前撮りや成人式、
それだけでなく若い頃のさまざまな思い出話に花が咲くでしょう。
お母様のアルバムを持ち出してお話しても楽しいですね。

そんなお母様の思い出を背負い、共に門出をお祝いすれば背筋もしゃんと伸びることでしょう。
そして新しい歴史がその振袖に刻まれ、
お嬢様のお子様、またそのお子様に受け継がれていくかもしれないと考える楽しみも生まれます。

実際、お母様がそのまたお母様から受け継いだ振袖をママ振袖として
持ってこられるお嬢様もいらっしゃいます。

何世代にも渡って受け継がれていく振袖、素敵ですね。

古風な柄を新鮮に着こなすことができる

洋服と同じで、振袖にもその時代の景気や流行が反映されます。
お母様がご成人された時代の振袖にはとても高級なものも多く、
そのような振袖を大切にしてこられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
柄や色も今となっては珍しい振袖をお目に掛かれるチャンスです。成人式でかぶることもないでしょう。

「古臭い」は裏を返せば「古風」です。
最近の振袖にはない柄や色はアンティーク感があり、独特の持ち味が出ます。
そこに更にお嬢様の印象や、いまどきのアレンジを足すことでオリジナリティが芽吹くのです。

古臭くて他の振袖に埋まってしまう、逆に悪目立ちしてしまうということもなく、
自分らしい個性的な着こなしに憧れの的になりますよ。

出費を抑えることができる可能性もある

振袖はお祝いの席で何度も身に着けることができますが、
新しく一式を買いそろえるとなると出費もかさみます。
レンタルは購入より安く済むと言えども、決して安いものではありません。
その分ママ振袖は、振袖のメンテナンス費と小物の料金だけで済みます。
振袖の傷み具合にもよりますが、購入やレンタルに比べると費用は抑えることができる場合もあります。

ママ振袖を着るのに必要な準備

サイズの確認

生活様式や食生活の変化から、人の体型にも時代によって多少変化があるようです。
お母様とお嬢様の体型が大きく変わる場合は、裄直しが必要な場合があります。
身丈はおはしょりの調整で済む場合もありますが、裄丈はそうもいきません。
長襦袢の裄直しも行っておりますので、みやこやでご一緒にどうぞ。

汚れの確認

「せっかく綺麗な振袖なのにシミが付いていて取れない」そんな振袖でも問題ありません。
みやこやではシミ落としを行っております。
また、取れないシミの場合は上に柄を描き足すことができます。

「シミがある」と残念がらず、これも何かの縁だと思い切って新しい柄を取り入れてみると、
ユニークな振袖に生まれ変わるかもしれませんね。

小物をチェンジ

ママ振袖をお召しになるお嬢様は、小物類を新しくご用意される方が圧倒的に多いです。
振袖ではなく小物で自分らしさを表現するためです。
髪飾りはもちろんですが、
振袖姿はほんの少ししか見えない半襟や重ね襟を替えるだけでも印象が変わります。

帯揚げや帯締め、思い切って帯まで替えると全く違う振袖にさえ見えます。
また、古風な柄の振袖でも色の合わせ方や帯の柄によってはモダンな装いになります。
お嬢様らしいコーディネートを楽しみましょう。

まとめ

振袖は色や柄に流行はありますが形は変わりませんし、
多少の体格差はおはしょりでカバーできる衣服です。

新しい振袖はもちろん美しいですが、お母様の思い入れのこもった振袖はまた違った美しさが輝きます。
お嬢様の好きな色や似合う色を取り入れたコーディネートをして、
タンスにしまわれていた振袖に日の目を見せてあげましょう。

何年もの間眠っていた振袖は、問題を抱えているものも少なくありません。
ママ振袖を着ると決めたら、その日が吉日。
お直しやシミ落とし、新しい柄の描き足しには時間がかかりますので、
なるべく早く振袖と帯など、一式持ってみやこやへお越しくださいね。

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