冬も近付き、毛布を出して衣替えをした方も多いのではないでしょうか。
20度を切る日も増えてきましたね。
成人式まであと2か月と少し。
当日を迎える心の準備も整ってきているのではないでしょうか。
「振袖も決めて準備は万端！」と思っていても、
案外当日までにやるべきことは沢山あり、その中にネイルも含まれています。
指先の動き一つで振袖姿の美しさは格段に変わると知っていましたか？
指先まで美しく彩られていれば、成人式での視線を独り占めできるかもしれません。
今回は、普段着ることの少ない振袖に合ったネイルには、どのような模様が合うのか、
どのようなアイテムが使えるのかを紹介していきますので、
参考にしていただければなと思います。
色・模様
ネイルは色さえ振袖とマッチしていれば案外馴染んでしまうのですが、
今回は特におすすめできる模様を紹介します。
ご自身の振袖のテーマに合わせて柄を選んでみましょう。
古典柄
古典柄といってもさまざまですが、可愛く仕上げたいお嬢様は「吉祥文様」、
格好良くモダンに仕上げたい方は「有職文様」がおすすめ。
ネイルで使われる吉祥文様で特に多いのが「手毬」をモチーフにしたもの。
その昔、女の子のおもちゃとしてよく遊ばれていた手毬は、女の子の象徴でもあり、
「丸く収まる」という意味も込められています。
また、魔除けの意味もあるそうなので、お守りとして手毬を嫁入り道具の一つにしていた風習もあります。
丸みを帯びたフォルムが可愛らしく、女性らしさも演出してくれます。
有職文様のおすすめは「亀甲」や「矢絣」。
有職文様は連続した模様になるのが特徴で、幾何学模様としても使えるので、
振袖をクールに着こなしたいお嬢様にはぴったりの模様です。
花模様
お嬢様が身に着ける振袖に描かれているお花を使用すれば、統一感も出ておしゃれです。
繁栄を願う「桜」や、魔除けの意味がある「菊」「椿」などが一般的ですが、
お嬢様ご自身の誕生花をネイルにしてみるとユニークになります。
成人式は二十歳の門出をお祝いする式典。
ご自身が歩んでこられた毎年の誕生日を振り返る機会にもなるかもしれません。
水引
水引とは、ご祝儀袋などに締められている帯紐のことです。
色によって意味が違うのですが、お祝いごとの場合は「赤と白」の組み合わせです。
地域によっては「金と銀」も同様のお祝いごとに使用するようです。
無地のベースに流線を描くだけでも華やかになりますし、
実際の水引の様に締めた様子を描いても縁起が良く、とても可愛らしく華やかになります。
アイテム
成人式はせっかくなら、いつもと違うネイルをしてみたい。
そんなお嬢様に向けて、少し技のいる難しいものから、貼るだけの簡単に使えるものまで、
振袖に合うネイルに使用できるアイテムを紹介します。
和紙
和紙や、和柄の刷られた紙を使用したネイルは言わずもがな振袖によく馴染みます。
「振袖に合ったデザインが全く思い浮かばない」という方は、
鮮やかな模様が可愛らしい千代紙をそのまま使用しても全く違和感がありません。
金や銀の折り紙やテープ、金箔と組み合わせてもめでたく、豪華な印象になります。
薄くすかれた和紙を花弁の形に切り花形に並べると、重なった部分の色が濃くなり、
本物の花を閉じ込めたかのようなネイルになります。
繊細で美しいネイルを楽しみたい方は、和紙で作ったお花のネイルに挑戦してみましょう。
また、和柄のマスキングテープを爪にそのまま貼り、
上からトップコートを塗るだけでも手の込んだネイルに見せることができます。
絞り染めネイル・ドロップネイル(カラージェルネイル＋クリアジェルネイル)
絞り染ネイルは、その名の通り日本の伝統工芸品にもある
絞り染めのような滲んだ模様の出るジェルネイルのことです。
カラージェルネイルとクリアジェルネイルを混ぜて使用することで独特の滲み感がでます。
藍色と灰色、白を使用すれば藍染のようになります。
ベースに濃い目の色を使い、白でフリーハンドの四角を並べて描いていくと、
定番の疋田絞りのような模様になります。どちらももちろん振袖との相性はバッチリです。
ネイルチップ・ネイルシール
「なるべく安く、簡単に可愛くネイルを済ませたい」という方には
ネイルチップやネイルシールがおすすめです。
和柄のものも沢山売っているので、手軽に振袖に合ったネイルをすることができます。
既製品のお好みのネイルチップを購入するのも良いですし、
お嬢様自身でオリジナルのチップを作成しても楽しいです。
「自分の爪に複雑な模様を描くのは難しい」と思っている方でも、チップなら比較的楽に作業ができます。
最後は自分の爪に合わせて切って、両面テープで貼るだけなので簡単ですね。
ネイルシールは、最初は少し難しく感じるかもしれません。
ですが、慣れてくると初心者の方でも綺麗に貼ることができます。
爪全体を覆うように貼ったり、マニキュアを塗った爪にワンポイントで貼ってみたり、
有識文様のシールを切り取り、一部分だけに貼ってみるのもおしゃれです。
仕上げにトップコートを塗れば長持ちしますし、成人式が過ぎてもしばらく可愛い爪を楽しむことができます。
まとめ
ネイルは指先を彩るためのお化粧。
一つ一つは小さくても、見栄えに大きく影響する大切な部分です。
振袖を着ている本人が自身の全体の振袖姿を見る回数はそこまで多くありません。
ですが、指先は自分でいつでも見ることのできる部位ですので、
可愛くしていれば気分も上がります。
必須ではないですが、普段ネイルをしない方も、ぜひ好みに合わせて飾り付けてみてください。
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