現代の旧成人式(「二十歳のつどい」など)は、それほど堅苦しくなく、同世代の方が集まるお祝いの場という位置づけになってきています。
振袖のコーディネートやスタイリングも、かなり自由に楽しめるようになっています。
最近では、振袖に合わせる履物として、礼装用(振袖用)の草履だけでなく、ブーツスタイルやパンプスなども人気ですよ。
振袖に合わせる履物は、振袖のデザインやお嬢様の好みで選べるほか、雨や雪などのお天気に合わせて選んでもよさそうです。
今どきの「振袖姿の足元事情」について、みやこやスタッフがお伝えいたします。
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振袖に合わせる履物いろいろ
振袖用の草履
振袖は「未婚女性の第一礼装」という格式の高い装いです。
通常、足元には「礼装用の草履」を合わせることになっています。なお、一般的な「礼装用の草履」は、カジュアル向きの草履に比べて「台」が高く、金・銀糸入りの帯地など上質な素材を使用しています。
振袖用の草履の場合には、カラフルな「台」や「鼻緒」など、もう少し「おしゃれ」の要素を採り入れたデザインになっています。
最近は、すっきりした振袖コーデが人気ですので、それに合わせて、シンプルなデザインの草履も多くなっています。
また、ベルベット素材やパールをあしらったデザインなど、洋風なイメージの草履も人気があります。
普段の「ファッション小物」を選ぶ感覚で、お嬢様のお好きな草履をコーディネートしてみてください。
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ブーツスタイルもおすすめ
卒業式の袴姿でおなじみの「ブーツスタイル」は、近年、成人式の振袖姿でも人気のスタイルになってきています。
ブーツスタイルにはモダンなイメージがありますので、「大正ロマン風」や「レトロ調」の振袖、「和モダン」な雰囲気の着こなしなどにおすすめです。
ブーツは履きなれない草履に比べて歩きやすいので、緊張する振袖姿での「ストレス軽減」というメリットもありそうですね。
着物姿は足元が冷えやすいので、ブーツを履くことで「防寒対策」にもなります。
パンプスもじわり人気です
最近では、振袖姿の足元にパンプスを合わせるスタイルもじわじわ人気が出てきています。
ブーツスタイルに比べるとまだ少数派ではありますが、その分、より個性が際立つスタイルといえそうです。
思い切って、「和洋ミックス」なイメージの着こなしに挑戦してみたいお嬢様におすすめです。
「モダン柄」や「モード系」の振袖、「シンプル系」の振袖などとの相性が良いですが、ヴィンテージ調の振袖に合わせてもおしゃれですよ。
パンプスは、あまり歩きやすい履物ではありませんので、なるべく履きなれて歩きやすい物を選ぶようにしましょう。
履物を選ぶときの注意点
草履の選び方と「鼻緒ずれ」対策
草履は、かかとがほんの少し「台」からはみ出すぐらいがちょうどよいサイズとされています。
鼻緒の材質によっては「痛み」が出やすい場合がありますので、なるべく試着をして確認してください。
サイズが合っている草履でも、新品の草履は「鼻緒ずれ」を起こしやすいので、事前に鼻緒を揉みほぐして柔らかくしておきましょう。
ブーツスタイルの着付けについて
振袖姿では、礼装らしく裾を長め(くるぶしが隠れるぐらい)に着付けるのが一般的です。
一方、ブーツスタイルでは、振袖の裾を短めに着付けるのがおすすめです。ブーツと合わせることを、事前に着付け師さんに伝えておきましょう。
振袖に合わせて好きなデザインのブーツを選んで構いませんが、ロングブーツなど着脱しにくいタイプは避けるようにしましょう。あまりヒールが高すぎるタイプや厚底タイプも、振袖の裾を踏みやすいのでおすすめしません。
フォーマルシーンでは
近年の成人式や卒業式などは、自由な振袖スタイリングが主流となっています。こういった場面では、振袖に合わせてブーツ、パンプスを着用しても問題ありません。
一方で、結婚式など、より格式の高い「フォーマルシーン」では、ブーツやパンプスは避けるようにしましょう。
フォーマルシーンでは、他の出席者や参列者への配慮も大切なマナーです。特に、振袖をご購入される方は、こうした場面で着用される機会もあると思いますので、コーディネート方法やマナーについてもぜひ学んでおいてください。
天気に合わせて履物を選んでも
式典当日の天気が雨や雪になりそうな場合には、足元の準備にも注意が必要です。
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草履の場合、軽い雨なら「草履カバー」を用意しておくとよいでしょう。いろいろなタイプがありますので、レビューなどを参考にして使いやすそうなものを選んでみてください。かなりの荒天になりそうな場合には、式典会場までスニーカーやブーツなどを履いていき、会場で草履に履き替えるようにしましょう。
また、雨や雪の予報なら、あえてブーツスタイルにしてしまうのも一つの手です。
特に降雪時には、ブーツなら「防寒」にもなり、足元もすべりにくいのでおすすめです。
まとめ
最近の「振袖の足元事情」についてお伝えしました。振袖は「礼装」にあたりますので、通常は「礼装用の草履」を着用します。成人式や卒業式など、同世代の方の式典でしたら、ブーツやパンプスに挑戦してみてもいいでしょう。着脱のしやすさや振袖の着付け方などに注意してください。なお、結婚式などの「フォーマルシーン」では、ブーツやパンプスは着用できません。
成人式当日が雨や雪になりそうな場合には、あえてブーツスタイルにするのもおすすめです。
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