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振袖コーデに華を添える“半襟”

振袖の襟元はお顔に一番近い場所。
ゆえに襟元の色やデザインでお嬢様のお顔映りを華やかに見せてくれたり、
振袖の雰囲気まで変えることができます。

お写真に関しても襟元はお顔の近くということで、
映る機会が多くとても重要なアイテムとなります。

元々お持ちの振袖でも、半襟を変えるだけで、
様々な雰囲気を楽しめるので参考にしてください。

半襟の役割

半襟とは、着物の下に着る長襦袢の襟につけるもの。
様々な色やデザインのものがあり、振袖に合わせてコーディネイトを楽しむことができます。

また、長襦袢の襟だけでは胸元が浮いてしまい、着崩れの原因になってしまったり、襟元が寂しくなってしまいます。
それらを防ぐためにも半襟は必要です。

他にも、長襦袢の襟部分を保護するという大切な役割も持っています。
襟元は、汚れやすく目立ちやすい場所ですので、
ファンデーションのお化粧品汚れ、汗や皮脂の汚れ、
食べ物の汚れが長襦袢の襟に直接つかないよう、反襟が保護してくれています。

成人式で振袖を着る際は、冬なので汗はかかないと思われるかもしれませんが、
会場は暖かく、気が付かない間に汗をかいていたりします。
その時は気が付かなくても、時間がたつと汗染みになってしまうので、
それを防ぐためにも半襟は着物に必要なアイテムです。

また、半襟は汚れたら外して洗濯することで、何度も使うことができます。

半襟のつけ方

半襟は、針と糸を使い直接長襦袢に縫いつけます。
縫い付けることが大変な場合は、半襟用の両面テープ、
ヘアピンや安全ピン等を使ってつけることもできます。

半衿用の両面テープは安いものだとベタベタした部分が長襦袢に残ってしまうので、
質の良いものを選ぶとよいでしょう。
はがす際も粘着部部分が残らないよう慎重に剥がします。

ヘアピンや安全ピンでとめる場合は、振袖から見えないようにとめるようにします。
さらに手間をかけずに半襟をつける方法として、
縫い付けなくても簡単につけられるファスナー式やピン式の半襟もあります。

ファスナー式の半襟は交換が簡単にできる反面、長襦袢にもファスナー加工が必要となる為、
コストがかかってしまったり、長襦袢と半襟が合うものにしなくてはいけません。

ピン式のものは、ファスナーに比べて手間はかかりますが、コストは抑えられます。
専用ピンで長襦袢と半襟を固定します。

半襟の選ぶポイント

同じ振袖でも半襟を変えるだけでキュート、モダン、エレガント、ポップ、様々な雰囲気に様変わり。

半襟の色を淡い色にすると柔らかなイメージになり、
逆に濃い色を使うと顔が引き締まって見え、シャープなイメージになります。

また、振袖と同系色を選ぶと調和がとれ、まとまりがよくなります。
逆に反対色を選ぶとキュッと締まりが出て、おしゃれな雰囲気になります。

振袖の柄の色から選んでもコーディネイトに統一感が生まれます。

清潔感のあるイメージにする

振袖に真っ白な半襟だと、寂しげなイメージになってしまいますが、
刺繍の入った白い半襟をとりいれると、清潔感がありつつ、豪華な振袖にも負けない存在感が生まれます。

 

キュートなイメージにする

淡い色の半襟をとりいれることで柔らかくキュートなイメージの振袖姿になります。
振袖の柄と似たものを選ぶと統一感がでてよりステキな印象になります。

モダンなイメージにする

襟元の黒と反対色の半襟を使うことにより、クールでモダンな振袖姿になります。
シンプルな刺繍にすることで、大胆な振袖の柄が更に映えます。

 

エレガントなイメージにする

振袖の柄と調和のとれた刺繍半襟を選び、
襟元の色とも合わせることで、エレガントな印象になります。

 

レトロなイメージにする

半衿の柄を個性的なデザインにすることでレトロやポップな印象になります。
センスが引き立つコーディネートです。

 

最後に

振袖姿全体に対して“半襟”が見える面積は多くありませんが、
おしゃれにキマっていると圧倒的な存在感とこなれ感を演出してくれるのが半襟。
振袖とトータルコーディネイトを考えるのも楽しいものです。
ご自身にあったすてきなコーディネートを探してみてくださいね。

コーディネイト、半襟の選び方などもお気軽にお問合せください。