2月に入りバレンタインが近付いてきました。
想いを寄せている人や恋人、お友達や家族にあげるチョコレートは決めましたか?
私は毎年自分のために百貨店で少し高めのチョコレートを買っています。
今年は緊急事態宣言も出ているので
お家でチョコレートを手作りする人も多いのではないでしょうか。
チョコレートをあげたいと思う大切な人には、
ご自身の晴れ着姿も見せたいと思うのは自然なこと。
しかし振袖は小物が多くて色使いが難しいと言うお嬢様もいらっしゃいます。
今回はさまざまな振袖と帯や帯締め、帯揚げの組み合わせを紹介していきたいと思います。
キュートな着こなし
こちらはピンクを基調とした振袖です。
ピンクの振袖には「水色」「黄色」「黄緑」といった
薄くて優しい色と組み合わせると可愛らしさが増します。
この方は帯や帯揚げで黄緑色を取り入れることで可愛らしさを演出していますね。
また、帯締めの飾りはお花、結び方はクローバーと、植物で統一されています。
タイトルを付けるとすれば「春」でしょう。
大胆な着こなし
こちらは濃い黄色地に力強い水色や赤、ピンクのお花が目に付く振袖です。
振袖に合わせる小物は、振袖に使われている柄や
模様の色を取り入れると上手にコーディネートできます。
この振袖で一番目立つのは、地の黄色とは「反対色」の水色のお花です。
その色を振袖の次に面積の大きい帯に持ってくることで、
全体のバランスが良くなります。
帯揚げは水色の次に目立つお花の色を取り入れ、黄色と水色を引き立てています。
ハッと目の覚めるような大胆な着こなしですね。
ハイセンスな着こなし
一般的に、振袖は沢山の色が使われていることが多いので、
小物選びが難しいと言われています。
しかし、使われている色が少なければ少ないほど
コーディネートにセンスが必要になってくるのも事実。
こちらの振袖は白地に大輪の赤いお花があしらわれています。
帯と帯締め、下駄やバッグ、重ね襟に至るまで、
トータルで使われている色は「白」「赤」「黒」「黄色」の四色です。
「赤と白」「赤と金(黄色)」といった縁起の良い色の組み合わせの中に黒を取り入れ、
メリハリのある着こなしとなっています。
モダンな着こなし
こちらの振袖姿で一番印象的なのは帯ではないでしょうか。
円が連なっている有職文様である「七宝」が使われています。
有職文様は幾何学模様のように使われることが多く、モダンな着こなしに適しています。
振袖にも七宝だけでなく花菱や亀甲といった有職文様が使われています。
色も濃い水色など古風な振袖ではあまり見かけない色が使われています。
また、帯締めは多くの人が選ぶ組紐ではなく丸ぐけ紐を使っているのもポイントですね。
丸ぐけ紐は組紐と違いぽってりとしたボリュームの出る可愛らしい帯締めで、
古風な振袖とマッチするものが多いです。
しかし有職文様とモダンな色遣い、丸ぐけ紐の組み合わせで、
令和らしい着こなしになっています。
クラシカルな着こなし
最後は肩周りが紫色で胸元から下は海老茶のような古風な色が素敵な振袖の紹介です。
同じく落ち着いた色遣いの帯を締めることでクラシカルな着こなしを実現しています。
しかし、落ち着いた色だけでまとめてしまうと、締まりのない印象を与えてしまいます。
そんな時に役立つのが差し色として使える帯締めや帯揚げです。
振袖にはあまり使われていないくっきりとした赤い帯締めが振袖姿にメリハリを出しています。
パールの飾りもさり気なくてエレガントです。
帯揚げは海老茶の振袖とベージュの帯の間に入り込み、
邪魔にならない自然な架け橋になっています。
クラシカルで上品な着こなしです。
まとめ
一つの振袖でも、小物が多い振袖の着こなしは無限にあります。
「振袖の着こなしは難しい!」と思っていても、
「とりあえず好きなものを合わせてみたら悪くなかった」というお嬢様もいらっしゃいます。
洋服とは違い意外な色の取り合わせが功を奏することもありますし、
それが令和らしい着こなしに繫がることもあります。
振袖と帯だけでなく帯締めや帯揚げをスパイスとして使うこともできます。
振袖と帯をクールな雰囲気で統一し、
帯締めと帯揚げを可愛らしくするとカッコ可愛い着こなしになります。
とにかく楽しんで振袖と向き合ってみてください。
「どうしてもうまくコーディネートができない！」と行き詰ってしまった方は、
みやこやへお越しください。お嬢様の理想の振袖姿を一緒に作り上げていきましょう。
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