振袖を着る日の心構え

昨年はコロナ禍で、
多くの人が今までと全く異なった生活を余儀なくされていたのではないでしょうか。
しかし時間の流れは止まらず、
2020年が終わり新しい年を迎えました。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

今回は、振袖をお召しになる前に
チェックしておきたいポイントをまとめてみました。

数日前から読んで最終確認を行いましょう。

 

 

前日の準備編

スケジュール管理について

成人式や親戚の結婚式など、
振袖を着る日は「ハレの日」が多いもの。

 

着付けに始まり、なにかと気忙しく、
当日はバタバタしてしまうこともしばしば。

 

スケジュールを書き出し、同時に会場の場所や電車の時間、
車で行く場合は駐車場の場所も確認しておくと良いでしょう。

振袖はお洋服のように速く歩けないので、
余裕を持ってスケジュールを組んでおくと安心です。

 

 

髪の毛について

いつもと髪色を変えたいというお嬢様は、
ヘアカラーを前もってしておきましょう。

 

ヘアメイクを頼んでいる方は、
当日に「どんな髪型にするか決めてなかった！」と慌てないように、
ヘアカタログに印を付けておいたり、
写真を撮って携帯に保存しておきましょう。

 

 

持ち物について

持ち物は多ければ多いほど家に置き忘れてくることが多いです。
振袖は細々とした物が多いので特に注意が必要です。
当日は忙しいので前日に最低2回は持ち物確認をしておきましょう。

 

着物一式と小物、
今年はウイルス対策にマスクとアルコールなどの除菌グッズも忘れずに。

 

お手洗いで役立つ着物クリップや、
持っていない方はそれに変わる洗濯バサミなどもあると便利ですね。

 

また、着付けに意識を持っていかれて忘れがちなのが、
成人式や結婚式の招待状、振袖を脱いだ後に着るお洋服。
招待状は手提げのバッグに、着替えは鞄に先に入れておきましょう。

 

 

草履について

普段履き慣れない草履は、一日中履いていると足が痛くなります。
下駄で歩く練習を少しだけでもしてみたり、
鼻緒がキツすぎる場合は鼻緒の付け根に
指を入れてほんの少しだけ緩めましょう。

 

一度緩むと直せないものもあるので、緩ませ過ぎには注意してください。
靴擦れに備えて絆創膏も持って行きましょう。

 

 

身体のケアについて

振袖を着る際に大切になってくるのがムダ毛処理です。
顔に産毛が残っていると化粧乗りが悪くなります。
首元がよく見える振袖はうなじの毛も気にしておく必要がありますね。
前日にお顔剃りに行っておくと安心です。

 

また、前日は禁酒、早寝を心掛けましょう。
むくみ予防にマッサージなども効果的ですよ。

 

加えて、ネイルをする方は前日までに済ませておきましょう。
付け爪は着付け中に取れてしまう場合がある為、
着付けの後に付けることを推奨しているところもあるので、
着付けをする美容室や会社に確認しておくと安心です。

 

 

 

当日の服装編

下着について

胸をなるべく平らにして着る振袖とブラジャーは、相性が良くありません。
特にワイヤー入りの物をしていくのはおすすめしません。
お気に入りのブラのカップの形が潰れてしまう可能性があります。

 

和装ブラやスポーツブラがおすすめです。
また、振袖の下から見えてしまう恐れのある
防寒用のインナーは前後の襟元が開いた物で、
袖の長すぎない物を選びましょう。

 

 

朝の服装について

朝はノーメイクで、化粧水や乳液を塗るだけにしておきます。
髪も寝癖を直す程度に留めておき、ナチュラルな髪型にしておきましょう。
メイクやヘアメイクは着付けの前にします。
なので顔や髪に掠らない様に
前開きのシャツやカーディガンを着ていきましょう。
タートルネックは特にNGです。

 

 

着付けについて

当日は振袖を長時間身に着けることになるので、
着付けの際に苦しいとずっと苦しいままです。
大きく息を吸って肺やお腹を膨らませて着付けてもらいましょう。
また、足は軽く肩幅程度に開いて着付けしてもらうと
ゆとりができて歩き易くなります。

 

 

帯締めについて

前撮りの時と同じ人が着付けしてくれるのであれば問題ありません。
しかし、違う人の場合は帯締めを全く同じ形にすることは難しいかもしれません。
特に特殊な締め方を希望する場合は
事前に着付けを頼む美容室や会社に事前に確認しておく必要があります。

 

 

 

まとめ

成人式や結婚式など、振袖をお召しになる日は忙しいです。
だからこそ前日までの準備が必要不可欠になります。

一に体調、二に持ち物に気をつけ、楽しい1日になることを願っています。