私達が日常的に着ている服には、常に流行があります。成人式の振袖は、洋服ほどその変化は大きくありませんが、お母様世代と今のお嬢様の世代ではやはり色柄の印象は違います。
しかし、いつの時代でも人気No.1の振袖があることも事実です。
それが赤地の振袖です。
赤色は日本の国旗に使用されているということもあり、私達日本人には馴染み深い色ですよね。
私が参加した成人式でも、やはり赤地の振袖を着た女の子が多かったですし、彼女達の笑顔は特に輝いて見えました。
今回は、そんな赤地の振袖についてお話します。
赤地の振袖の魅力
魅力①…誰でも魅力的になれる
赤い衣服を身に着けている女性は、とても魅力的に見えます。
赤は「情熱的」「積極的」「エネルギッシュ」など、ポジティブなイメージが強いため、それを身に付ける人を魅力的に見せてくれるのです。
また、多くの日本人女性の肌は赤色と相性が良いので、顔色も良く見えます。
写真を沢山撮る成人式という晴れの日に、赤い振袖はぴったりです。
魅力②…誰にでも似合う(種類が豊富)
「日本人女性の肌の色と言っても、色々あるでしょ。自分は赤色なんて似合わないに決まってる」
そう思うお嬢様も中にはいらっしゃるかもしれません。
それでも問題ありません。何故なら、赤色にもさまざまな種類があるからです。
紅色、朱色、緋色、臙脂色など、日本の伝統色の赤色は種類が豊富なので、融通が利きます。好きな赤色を選ぶこともできますし、肌の色に合う赤色を選ぶこともできますね。
魅力③…誰でもお姫様になれる
平安時代から、赤色の着物は「紅花」という花から取れる染料で染められていました。
当時から紅花染は大変人気でしたが、この染料は非常に高価で、高貴な身分の人しか身に付けることのできない禁色とされていました。
高貴な身分の証明ともなる赤色の着物は、誰もが羨んだことでしょう。
江戸時代になっても、その認識は変わらなかったようです。
奢侈禁止令というものをご存知でしょうか。
奢侈禁止令とは、贅沢を禁じ、倹約を強いる法令です。
この法令により、江戸時代でも紅花染は度々禁制とされていました。
現代の日本にはそのような法令はないので、誰でも赤色の振袖を身に付けることができます。
成人式という特別な日に赤地の振袖を着れば、お姫様気分を味わえること間違いなしです。
魅力④…厄除け効果がある
赤色は全世界的共通のイメージがあり、「火」や「太陽」などの神聖な物の象徴でもあります。
神社の鳥居の色や、還暦祝いに贈るちゃんちゃんこの色を想像してみてください。
赤色ですね。
なぜその二つが赤いのかというと、それは厄除け効果を狙っているからなんです。
そして、振袖もそもそも長い袖で「厄を振り払う」という意味から厄年の19歳で振袖を着る習慣がありました。
綺麗なだけでなく、厄除け効果もある赤色の振袖がどの時代の成人式でも人気な理由がよく分かりますね。
どの赤色を選べば良いの?
「種類が多すぎて、どの赤色が私に似合うのかわからない」
「振袖は試着も大変だし、予めある程度の方向性を決めておきたい」
そんな方は、自分のお肌のベースとなっている色を知ることをおすすめします。
人間の肌の色には、大きく分けて二つのベースとなる色が存在します。
それが「黄色」と「青色」です。
お肌のベースの色を知っているだけで、自分に似合う色を探すのが楽しく、簡単になります。
お肌のベースの色を知る方法
どちらが自分の肌のベースの色なのかを知りたい場合は、金色のアクセサリーと銀色のアクセサリーを身に付けてみましょう。
肌に透明感が出たり、血管や骨が目立ちにくくなったのはどちらの色でしょうか。
金色のアクセサリーだと思った方は、黄色、つまりイエローベースの肌の持ち主です。
逆に銀色のアクセサリーだと思った方は、青色、ブルーベースの肌の持ち主です。
手元にアクセサリーがない方は、金色や銀色の画像の上に手をかざして確認してみましょう。1円玉や5円玉でも確認できますよ。
それぞれのベースカラーにあった赤色
お肌のベースカラーがわかれば、自ずと自分に似合う赤色が絞られてきます。
イエローベースのお肌をお持ちの方には、朱色や緋色といった黄みの強い赤色がお肌に馴染み、ブルーベースの方は、紅色や臙脂色などの赤色を身に付けるとお肌の透明感が上がります。
例を二つ挙げてみましょう。
こちらは黄みの強い赤地の振袖で、明るい印象ですね。
こちらの赤地の振袖は、どちらかと言えば落ち着いた印象です。
いかがでしたか?
赤地の振袖を選ぶ際には、是非参考にしていただけたらと思います。
お気に入りの一着を見つけてお姫様のように華やかで上品な装いを楽しみましょう!
もし、肌のベースカラーがいまいちわからないといった場合は、是非みやこやに遊びに来て、色々な振袖に手をかざしてみてください。
きっと運命の一着が見つかりますよ。
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