お母様が成人式で袖を通した振袖を、今、娘さんが身にまとう——そんな「ママ振」の光景には、単なる衣装を超えた感動があります。三世代の記憶が宿る振袖は、家族の物語そのもの。本記事では、涙を誘う“ママ振”の力を、実例やエピソードとともにお届けします。
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はじめに:再注目される“ママ振”文化
“ママ振”という言葉をご存知でしょうか?
お母さんが成人式の時に着た振袖を受け継いで、お嬢様が成人式や前撮りで着用することを言います。
本来、上質な着物は、しっかりお手入れをすれば長い間着続けることができます。
特に「振袖」のような高級な着物の場合には、姉妹・親戚どうしの貸し借りや、親から子へ受け継ぐのが当たり前という時代もありました。
着物になじみが薄くなった現代では、レンタル振袖を利用されるご家庭も増えました。
お嬢様の大切な記念日ですので、新品の振袖を用意してあげたいと思う方も多いようです。
ちょっと前までは、“ママ振”を着て欲しいお母様と、気が進まないお嬢様の意見が対立する場面もよく見られました。
ここ最近は、お手持ちの振袖を活用する“ママ振”が再注目されているようです。
「コスパ・タイパ」を重視する現実的なZ世代の若者は、一方で、古い物や伝統文化を大切にする方が多いと言われています。
人との絆や、物事の背景にある「ストーリー」に心を動かされるという面もお持ちです。
Z世代のお嬢様が成人を迎える今、“ママ振”の人気がさらに高まりそうです。
お母様の振袖 | 【KIMONO みやこや】振袖選び・レンタル|栃木県足利、佐野、群馬県太田、館林、邑楽、桐生
娘に受け継がれる、母の思い出
成人式は、「二十歳」という人生の大きな節目にあたります。
人生の門出を象徴する振袖には、後から振り返ってみると「思い出」がいっぱい詰まっているものです。
振袖は「未婚女性」のための着物ですので、ご結婚後に出番がなくなってしまいます(袖を短くして「訪問着」にする方もいらっしゃいます)。
「二十歳の振袖」は特別な着物だからこそ、着られなくなっても、それぞれのご家庭で大切に保管されています。
“ママ振”を着る最大のメリットは、お母様の思い出を受け継ぐことができるという点でしょう。
三世代で共有する「着物の記憶」
お母様が成人式を迎えられる時、お母様のために振袖を用意してくださったのは、祖父母様です。
今は「娘」を持つお母様にも、当然ながら、「二十歳」を迎える「娘」の頃がありました。
振袖をご覧になると、祖父母様はお母様の「娘時代」を鮮明に思い出されることでしょう。
“ママ振”を着るということは、お母様だけでなく、祖父母様の思い出も受け継ぐことを意味しています。
事例①
お母様の振袖姿の写真を見せてもらい、当時の思い出話を祖父母様から聞いたことで、“ママ振”の着用を決めたお嬢様がいらっしゃいました。
お嬢様はお母様よりも背が高く、そのままでは着られなかったのですが、「どうしても着たい!」ということで、サイズ直しをされました。
レンタル振袖などに比べて手間もコストもかかりましたが、大好きな祖父母様に“ママ振”を着た姿をみせてあげたかったそうです。
お嬢様にぴったりのサイズになったので、成人式の後も、お正月や卒業式などに着用して活用されています。
ママ振活用の工夫とリメイクアイデア
“ママ振”に興味はあるけれど、新品の振袖よりも見劣りしそうで心配…というお嬢様もいらっしゃるかもしれません。
振袖のデザインそのものは、現代でも決して見劣りすることはありません。むしろ現代の振袖デザインと差別化ができるので、個性的な着こなしを目指すお嬢様にもおすすめです。
ただし、ママ振袖を着用する場合は、汚れやシミがないかどうか事前に確認し、必要なメンテナンスをしておきましょう。
さらに、帯や振袖小物をかえて、「今風」にアレンジするのがおすすめです。
お母様の頃と令和の今では、振袖のコーディネートのつくり方が異なります。
事例②
スタッフがママ振袖のアレンジをお手伝いした事例では、見違えたコーディネートにお嬢様が大満足されました。
当初、お嬢様はお持ちになった振袖が気に入らないご様子でしたが、好きな色や理想のイメージをうかがって、帯と振袖小物を一つ一つ丁寧に合わせていくうちに、すっかり笑顔に。
「着物って帯や小物の合わせ方でこんなに印象が変わるんですね!」と、ワクワクするコーディネートづくりの時間をとても楽しんでくださいました。
”ママ振“アレンジの「成功の秘訣」は、お嬢様に似合う色選びや、令和のトレンドを意識した配色・小物づかいです。
まとめ:感動を生む物語としての振袖
「二十歳の振袖」は、お嬢様にとって、一生の思い出に残るものです。
令和の「今」をうつす現代の振袖を選ぶのも、伝統文化を未来へつないでいくための良い選択です。
一方で、祖父母様からお母様、さらにお嬢様へと「三世代の物語」として受け継がれる振袖もとても素敵ですよね。
“ママ振”には、祖父母様とお母様の大切な思い出がつまっています。
思い出と一緒に眠っていた振袖は、お嬢様が「二十歳」になる瞬間に、再び待ちに待った出番を迎えました。
娘(孫)であるお嬢様が着用されることで、新たな「ストーリー」が加えられ、ここにしかない「感動」が生まれます。
令和のお嬢様は、物資的な豊かさよりも、「心が揺さぶられる体験・ストーリー」を大切にする世代です。
お母様の振袖を「令和流」にアレンジして着てみませんか?
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