みやこやスタッフブログ 振袖について

なぜ成人式に振袖を着るの?

現代の日本では、ふだんから着物になじみのある方は少なくなっています。

その一方で、お宮参りや七五三、成人式、結婚式など、「人生の節目」となる大切な日には、今でも着物を着る習慣が根強く残っています。

とても素敵なならわしですが、「そもそも成人式って何のためにあるの?」「成人式にはどうして振袖を着るの?」という疑問にお答えします。

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成人式は「通過儀礼」の一つ

成人式は、人の一生の中でいくつもある「通過儀礼」の一つとされています。

なお、「通過儀礼」という言葉は、民俗学・文化人類学の用語です。

誕生してから死を迎えるまでの間には、「節目」となる変化がいくつも訪れます。

どんな通過儀礼があるかは、国や文化によって様々です。

現代の日本では、お宮参りや七五三、入学式、卒業式、成人式、結婚式などの「通過儀礼」が行われています。


「通過儀礼」は、人生の節目を祝ったり、神様に報告したりするための、フォーマルな「儀式」の場です。

きちんと儀式を行うことで、地域や社会に認められて、新しいライフステージへ進んでいきます。

といっても、現代の日本では、「通過儀礼」が社会生活に必須とはされていません(儀礼に参加しないと集団から排除されたり、次のステージに進めなくなったりすることはない)。

「人生の節目」をお祝いするシーンという意味合いが強くなっていますが、「晴れの日」を迎えるにあたり、「晴れ着」として着物を着る習慣は今も根強く残っています。

成人式の由来と歴史

「成人となる」または「成人として社会に認められる」ことを表す通過儀礼は、昔から日本各地で様々な形で行われてきました。

現在の「成人式」の由来と言える儀礼として、武家や公家における男子の「元服(げんぷく)・「加冠(かかん)」、公家の女子が行った「裳着(もぎ)」があります。

男子は11歳~16歳頃に、大人の服を着て髪を結い、冠や烏帽子をかぶる儀式を行うことで、晴れて「成人」であると認められました。

公家の女子の場合には、10代前半頃に初めて「裳」を着ける儀式を行い、成人として結婚が許されました。

「成人式」が現在のような形で行われるようになったのは、戦後間もない昭和21年に埼玉県蕨市(当時は蕨町)で行われた「青年祭」がルーツとされています。

敗戦直後の混乱期に、地域の青年を励ます目的で行われた「成年式」は、全国的に評判となり、昭和23年には、「成人の日」として1月15日が「国民の祝日」に制定されました。

この「成人の日」に合わせて、全国的に自治体主催の成人式が行われるようになり、現在に至っています。

成人式に振袖を着るのはなぜ?

フォーマルな儀式に参加する場合には、老若男女を問わず「礼装」(正装)が必要となります。

学校の入学式や卒業式でも、児童・生徒は、制服やスーツ、ワンピースなどきちんとした格好をして、先生や参列する保護者もセレモニースーツなどを着用していましたよね。女性教諭は袴を着用される方もいて、子ども心に印象に残っているのではないでしょうか。

成人式も大切な「通過儀礼」の一つであり、フォーマルな儀式の場にあたります。

出席者は「礼装」(正装)の必要がありますので、男性は紋付袴またはスーツスタイルになります。

女性の場合には、年齢的にほとんどの方が未婚のため、未婚女性の「第一礼装」とされる振袖を着用するのが一般的です。

もちろん、女性もセレモニースーツなど洋装でも構いませんが、日本では「晴れの日」に民族衣装である着物を着るという習慣があり、多くの方が振袖を選びます。

男性の場合には、結婚式で新郎新婦の父がモーニングを着るように、礼装として洋装(スーツ)が選ばれる傾向にあります。男性の第一礼装である「紋付袴」を着用するのは、伝統芸能に関わる人でもなければ、七五三と自身の結婚式ぐらいという方が多いのではないでしょうか。

最近では、若い人の間で和装の良さが見直されつつあり、「紋付袴」姿で成人式に出席される男性も少しずつ増えているようです。男性着物のレンタルや紋付袴での「前撮り」もできますので、ぜひご利用くださいませ。

成人式は振袖で


みんなが振袖を着るので「何となく」振袖で成人式に出席するという方も多いと思います。

一生に一度のことで、若いうちにしか着られないから、素敵な振袖を着たい・着せたいというお気持ちもあることでしょう。

歴史を振り返ってみると、大切な「晴れの日」に「晴れ着」を着るという習慣・ならわしは、無意識のうちにも、私たち日本人の心に深く根付いているようです。

「通過儀礼」の場で民族衣装を着るのは、世界的に見ても珍しい文化です。現代日本において、着物は日常着として用いられなくなりましたが、「晴れの日」に着物を着るという習慣のおかげで、廃れることなく着物文化が継承されているとも言えます。

世界に誇れる素晴らしい文化でもありますので、一生に一度の「成人式」は、ぜひ振袖を着てお祝いしてください。

まとめ


成人式は「人生の節目」にあたる「通過儀礼」の一つです。

歴史的には、男子の「元服」や女子の「裳着」が、成人の通過儀礼として行われていました。

現在の「成人式」のルーツは、戦後すぐに埼玉県で行われた「成年式」とされています。昭和23年に「成人の日」が制定され、自治体主催の「成人式」が全国に広がりました。

成人式は大切な儀礼の場ですので、「未婚女性の第一礼装」である振袖を着て出席するのが一般的です。日本では、「通過儀礼」の際に、着物を着る習慣があります。世界に誇れる素晴らしい文化ですので、ぜひ振袖を着て一生に一度の「晴れの日」をお祝いしてください。

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