二十歳のお祝いに振袖を購入しようか、それともレンタルにしようか迷っているというお嬢様・ご家族様もいらっしゃることと思います。
せっかく振袖を購入するなら、何度も着る機会があったら嬉しいですよね。成人式以外にも意外と多い「振袖の着用シーン」について、みやこやスタッフがお伝えいたします。
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振袖はどんな場所に着て行けるの？
振袖は「未婚女性の第一礼装」とされており、フォーマルなシーンに活躍する特別な着物です。
成人式は「冠婚葬祭」の「冠」にあたり、人生における大切な通過儀礼の一つとされています。
このほかにも、振袖は一般的に「オケージョンシーン」と呼ばれる席に着て行くことができます。
卒業式
学生の方ですと、成人式の後に振袖を着用するチャンスがすぐにやってきます。大学や専門学校などの「卒業式」は振袖を着用する方が多いシーンの一つです。
レンタルの場合ですと、袖丈が少し短い「二尺袖」（袖丈：約76cm）と袴のセットが一般的ですが、成人式用にご購入された振袖（袖丈：約100cm）に袴を合わせることもできます。
また、袴なしの振袖姿で卒業式に出席することもできますよ。
卒業式は、学生生活最後の日として、「女学生」らしく元気で活動的なコーデにしてもいいですね。ブーツスタイルや「大正ロマン風」など、成人式のときとはまた違った振袖の装いに挑戦してみるのもおすすめです。
結婚式のゲストとして
親戚や友人の結婚式にゲストとして出席されるときにも、振袖を着ることができます。
「振袖なんて大げさじゃないかしら？」と不安になるかもしれませんが、実際に振袖を着て結婚式に出席すると、新郎新婦やホスト側の方にとても喜ばれますよ。
振袖姿はとても華やかで気品に満ち溢れていますので、大切な結婚式に花を添えることができるからです。
また、振袖は着付けなど何かと手間がかかりますので、「わざわざ振袖を着て来てくれた！」と心からのお祝いの気持ちが伝わります。
ご自身の結納や結婚式で
振袖の所有者であるお嬢様がご結婚されるときには、両家の顔合わせや「結納」の席、披露宴のお色直しなどにも振袖を着用することができます。
ご結婚後は振袖を着られなくなりますので、「二十歳のお祝い」にご両親がプレゼントしてくださった振袖を最後に着る機会として、とても感慨深いものがありますね。
毎年の初詣にも
振袖を着る機会というと、まずは特別な「オケージョンシーン」を思い浮かべることと思います。
実は、もう少し身近な「晴れの日」にも、振袖を着る機会があります。
現代の日本ではあまり意識されなくなってきていますが、毎年やってくる「お正月」も「晴れの日」にあたります。
「晴れ着」を着た親戚一同が集まってお屠蘇やおせちを…という習慣は、もうあまり無いかもしれませんが、着物姿で初詣に行くという方はまだまだ多いですよね。
せっかくの機会ですので、振袖で初詣に出かけたら、幸先良い一年のスタートが切れそうですね。
袖をつめて「訪問着」に
ご結婚後は振袖を着ることはできませんが、袖丈を短く仕立て直して（「袖をつめる」といいます）、「訪問着」として着続けることもできます。
「訪問着」は既婚女性の礼装として、結婚式のおよばれや、お子さんの入学式・卒業式などに着ることができます。
歌舞伎やクラシックコンサートなどの観劇・鑑賞などの際に着用してもいいですね。
後ほど「訪問着」に仕立て直すことも視野に入れている場合には、長く着やすいように、少し落ち着いた色柄の振袖を選ぶのがおすすめです。
いずれお子様に譲ることも
ご結婚後に着用されなくなった振袖は、お嬢様のお子様世代へと伝えることもできます。
近年は、「ママ振袖」として、お母様の振袖を成人式に着用されるお嬢様も多くなっています。
お母様や祖父母様は「いつか娘が生まれたら着てくれるかもしれない…」という気持ちで、思い出深い振袖を大切に保管されてきたことでしょう。
世代を越えて1枚の振袖を共有できるのは、とても素晴らしいことですね。時代に合わせて、母娘で異なる振袖コーデに挑戦するのも楽しそうです。
お子様の成人まで待つと先は長いですが、お子様の七五三の祝い着に仕立て直すというケースもありますよ。
いろいろ検討したうえで「レンタル」という選択肢も
振袖を着る機会は成人式以外にも意外と多いものですが、フォーマルシーンに限定されるため、ある程度限られているのも事実です。
結婚後も「訪問着」として着ることを考えるなら、トレンドの振袖や「二十歳」らしさ全開のデザインを選びにくい面もあるかもしれません。
「二十歳の今だから着たい」デザインの振袖を心置きなく選ぶために、あえて「レンタル」という選択も一つの手です。
また、振袖をご購入される場合には、ご自宅で適切に保管し、定期的に点検やメンテナンスを行うことになります。
普段から着物を愛用するご家族がいらっしゃらない場合には、ご自宅で振袖を保管する場所や保管方法に不安を感じるかもしれません。
着用の機会ごとに振袖をレンタルすれば、こうした手間はかかりません。着用シーンやその時の好みに合わせて、都度異なるデザインの振袖を選ぶのも楽しそうです。
振袖のご購入・レンタルには、それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご家族でよく検討し、お嬢様・ご家族様のライフスタイルに合った選択をされるのがおすすめです。
疑問点やご質問がございましたら、いつでもお気軽にみやこやスタッフにお問い合わせくださいませ。
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