皆様こんにちは。
群馬県太田市・栃木県足利市にある振袖専門店「みやこや」のスタッフYです。
「成人式(二十歳の式典)が雨だったらどうしよう」
「せっかくの晴れ着が濡れてしまわないか不安」
「傘や雨具はどんなものを選べばよいの?」
など、着物を着用する記念の日が「雨」や「雪」の天候の場合を想定して、心構えや準備しておきたいことをまとめました。
是非最後までチェックして下さい!
雨の日に着物を濡らさない方法
卒業式や成人式、またはご友人の結婚式にゲスト参加する日などが「あいにくの雨」だった場合、お気に入りの振袖や袴をできるだけ濡らしたくないですよね。
雨の日に晴れ着で出かける際は、着物をできるだけ雨水や泥跳ねで濡らさないよう工夫することが大切です。
車で移動をする
雨の中での移動を最小限にするために、自家用車やタクシーでの移動をしましょう。
特に二十歳の式典当日は、早朝からヘアメイクや着付けをして、その後成人式会場に移動することになります。
事前にご家族と時間の確認をして、自家用車で送ってもらえるようにしておくと安心です。
自家用車がないご家庭や、ご家族の都合で送ってもらうことが難しい場合はタクシーを利用することをおすすめします。
歩き方に気をつける
車を降りてから会場まで徒歩で移動する時には歩き方に気をつけましょう。
普段と同じように歩いたり、大きな歩幅で歩くと足を蹴り上げた時に、雨水や泥跳ねで振袖の裾や足袋を汚してしまいます。
できるだけ内股かつ小さな歩幅でゆっくりと歩くことがポイントです。
振袖の裾をまくる
振袖の裾を少しまくって持ち上げ、着物用クリップや洗濯バサミで帯に留めておくと、一番汚れやすい足元を雨水や泥跳ねから防ぐことができます。
着物用の「雨コート」を羽織れば、裾をまくり上げている様子は隠れます。会場に着いて雨コートを脱ぐ際にクリップを外し、裾を下ろすことを忘れないように注意しましょう。
雨の日に着物で出かける時のお役立ちアイテム
持っていると安心のお役立ちアイテムをご紹介します。
同じ地域で大勢の人が同じ日に振袖を着て参加する「二十歳の記念式典」などでは、事前の天気予報で雨予報だと売り切れてしまうグッズもあります。
事前に知っておくと、迷わずに購入できます。
雨傘
雨の日に徒歩で移動する際には雨傘は必需品です。
振袖を濡らささないためにはできるだけ「大きめの傘」が安心です。
普段の洋服とは違い、振袖や袴は袖や裾が長く、帯の膨らみもあります。着姿全体をカバーできるように大きめの傘を用意しましょう。
雨コート
「雨コート」は振袖や着物の上から着る、撥水加工された着物用のレインコートです。
雨コートにはすっぽりと着物を覆うロング丈の「一部式」と、上下が分かれている「二部式」があります。
また、透明のビニール生地のものもあれば、ナイロン生地でワッシャー加工された柔らかい着心地のものもあります。
また、ナイロン生地の雨コートは紫や黒、エンジなど色も様々あり雨コートでもおしゃれを楽しむことができます。
雨コートは、雨の日でも雨水から着物を守ることができるので、着物を着る機会がある方にとって持っていると安心なおすすめアイテムです。
草履カバー
草履を濡れや汚れから守ってくれる「草履カバー」は雨コートに続いて、雨の日に便利なアイテムです。
草履カバーはお持ちの草履の上からスポッと被せるだけなので、簡単に着脱できます。
草履カバーの底には滑り止めが付いている物が多いので、雨で濡れた道でも安心して歩くことができます。
会場に着いたら草履カバーを外すことを忘れないようにしましょう。
足袋カバー
足袋カバーは足袋の上から重ねて履く、撥水と防水効果のある足袋です。
足袋カバーを履くことで足袋が雨で濡れることを防ぐことができます。
靴下のように履けるストレッチタイプと、「こはぜ」が付いているタイプがあります。
どちらも一見すると足袋と同じようですが、基本的に足袋カバーは屋外で履くものですので、会場に着いたら脱ぐようにしましょう。
もしも雨で着物が濡れてしまったら
雨用の対策アイテムを活用して、歩き方に気をつけていても100%雨に濡れないようにすることは難しいものです。
振袖が雨で濡れてしまった時は焦らずに落ち着いて対応しましょう。
濡れてしまった場合は、タオルやハンカチで優しく押さえ吸い取るようにしましょう。
雨で濡れても汚れていないから大丈夫と、濡れたまま放っておくとシミやカビの原因になります。
濡れてしまった時にサッとタオルでやさしく水分を吸い取り、帰宅してからハンガーに掛け陰干しをしましょう。
そのあとのお手入れについては当店「みやこや」にお任せ下さい。
振袖を購入された方はもちろん、ママ振袖の場合も、しっかりとクリーニングをご対応いたします。まずはお気軽にご相談下さい。
雨でも晴れ着を着ることを楽しみましょう!
天候は変えられないので、大切な日が雨や雪になってしまうこともあります。
ですが、今回ご紹介した雨に濡れない工夫や雨の日アイテムを知っておくことで、「着物を着る日」が悪天候の場合でも事前に準備ができるでしょう。
お出かけ前の対策と、お出かけ後のお手入れをして、雨の日でも振袖や袴などの晴れ着を着ることを楽しんでくださいね!
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・足利店 0284-70-6788(年中無休)
・太田店 0276-30-3399(火・水定休)
みやこやは栃木県足利市、佐野市、群馬県太田市、館林市など両毛地区から多くのお客様にお越しいただいております。
成人式の準備や振袖の前撮り撮影に関するお手伝い、着物に関するご相談は、老舗の着物専門店みやこやにお気軽にお声がけください。