母と娘の「成人式」｜昔と今で何が違う？　

今回は、お母様時代の成人式と令和の成人式、
当時を振り返りながら昔と今の違いをお話ししていきたいと思います。

 

 

昔の人気髪型、髪型セット

髪型は10年ごとにかなり変わっていったように思います。
30年程前に人気だった髪型は遅れ毛をださずに、しっかりと後ろにボリュームをつけてアップにし、
髪飾りもあまり主張しないシンプルなものが人気でした。

 

それから10年後の20年前くらいには前髪を額が見えるくらい薄くしてカールさせ、
しっかりと後ろにまとめた髪の束をくるくるとカールさせ細かいお花等の簪をいくつかつけるものが流行りでした。
今も薄い前髪、シースルーバングは人気ヘアーですが、
このころの前髪は今の流行りの前髪とは少し違う形をしているように思います。

 

また、この頃のヘアセットは成人式の前日に美容室でカーラーを巻いてそのまま家に帰り
翌早朝にまた美容室に行ってお釜ドライヤーでカールを固め、
ようやくヘアメイクが開始されるというなかなか大変なセット方法でした。
慣れないカーラーや次の日の成人式の事を考え、寝不足のまま成人式に向かう人が多かったと思います。

 

 

 

今の人気髪型、髪型セット

現在人気の髪型は後れ毛や編み込み、三つ編みを使いつつ、頭の後ろの下の方にボリュームを持たせたものです。
簪はコサージュのような大きめなものが人気筋になっています。

 

 

そして、お母様世代の成人式ではなかなか大変だった髪型のセットですが、
今では大きく変化して、ホットカーラーなど、短時間で簡単にふわふわのカールを作れるようになりました。
ヘアスタイルの幅も広がり、今ではお母様世代の成人式のように「美容室に前日入り」をする事はなくなりました。
美容師さんにも新成人にとってもヘアセットの負担はとても軽くなっています。

 

 

 

 

写真撮影の違い

今はスマートフォンが普及し、撮りたい時に簡単に写真や動画を撮れ、
すぐに撮った写真を確認することが出来るようになりました。
昔は、写真を撮るならフィルムカメラやインスタントカメラ。

撮った写真を確認するには、写真屋さんにフィルムやインスタントカメラを現像してもらい、ようやく見ることが出来ました。
とびきりの1枚だと思って撮った写真のはずが、現像してみたら残念な写真になってしまっていたこともよくありました。
動画を撮るなら今の一眼レフよりも大きな8ミリビデオカメラで撮影しなければなりませんでした。
今は便利な時代になりましたね。

 

 

写真館での写真撮影も今と昔で変わっています。今は成人式を迎える前に撮影する前撮りが主流です。
その日1日を撮影に使えるため、シチュエーションを変えて撮影する等、幅が広がっています。
みやこやでもホテルや美術館などで前撮りを行うロケ撮影をご用意しております。
昔、前撮りはほとんどなく全てを成人式当日に行っていたため忙しくバタバタした1日になりがちでした。

 

 

 

昔の人気振袖

お母様世代が成人式を迎えたころに人気だった振袖の柄は古典柄。
江戸時代より前から続く伝統的な模様があしらわれた振袖が一般的でした。
また、個性的な柄としてカサブランカやバラなどの洋花があしらわれた振袖や、
干支などの動物があしらわれた柄などが見られました。

柄の入れ方は無地系統の物、大きな柄がいくつか入った物、全体的に柄をあしらった物と様々でしたが、
どれも品良く振袖の生地の色味を引き立てた仕上がりになっていました。

人気の生地の色は赤系で、成人式には赤系の振袖が定番になっていた時代もあったようです。

 

 

 

今の人気振袖

今、人気の振袖柄はお母様時代に人気ものだったと同じ古典柄です。
人気の生地の色も赤系で、この辺りもお母様時代とあまりに変化はないように感じられます。
また、最近の振袖の多くは全体に柄があしらわれたものが多く、無地系やポイントで柄が入った振袖は少数派といえます。

ただ、同じように全体的に柄があしらわれた振袖でも、お母様時代よりも柄の色使いが多く華やかな物が多く見受けられます。
お母様時代は品良く優雅な振袖、今は華やか振袖が人気と言えると思います。

 

 

 

今と昔の小物合わせの違い

お母様世代の成人式と今の成人式では小物の合わせ方も変化しています。
昔は帯揚げ、帯締め、重ね襟を3色同じ色に揃えるのが主流でしたが、今は3つとも別の色にするのが一般的です。
お母様の振袖をお嬢様が着る場合など、この小物3点を揃え直すだけで今風のコーディネートが出来上がります。

 

終わりに

たくさんの思い出が詰まったお母様の振袖。
今では、なかなか見ることのできない生地の色を映えさせた優雅で品のある、
そんな素敵な振袖を小物で今風にアレンジして是非お嬢様に着てもらってはいかがでしょうか。
お母様の思い出にお嬢様の思い出も加わったらさらに特別な振袖に仕上がる事、間違いなしです。

 

 

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