振袖と帯、長襦袢などが決まったと思っても、さて、あとの小物は何がどれだけ必要なのでしょう。
実は振袖のコーディネートを完成させる重要アイテムが「小物」なのです。
今回は振袖の脇役ともいうべき、小物の種類とそのバリエーション、メインとなる振袖との合わせ方についてお話ししましょう。
半衿
豪華な刺繍やパターン柄、スパンコール付きなど豊富に色柄が揃う半衿。
襦袢に縫い付ける替え衿として、振袖とのコーディネートを楽しめる小物の一つです。
顔に近い位置にあるので、ちらっとのぞかせるだけでセンスの良さや華やかさをアピールできる名脇役となります。
重ね衿
半衿と着物の間に差し入れて重ね着をしているように見せてくれる、いわばレイヤードアイテム。
明るい色やモダンな柄が多く、挿し色としての効果もあります。
帯
振袖とのコーディネートを考える上で最も重要なアイテムが帯といえます。
コーデ全体のバランスにかかわる大切なパーツであり、振袖と帯のお互いを相乗効果で引き立てます。
繊細で豪華な織りが映える金糸や銀糸の刺繍、また大柄な花柄もアクセントとして際立ちます。
帯揚げ
後ろで結んだ帯を引き上げ、バランスをとる役割の帯揚げは、振袖と帯の色彩をつなぐ役目もあります。
お花やリボン風にアレンジしたり、色や柄の出方で遊んだりと自由度の高い小物でもあります。
刺繍やグラデーション、ラメ、地紋が施されているもの、絞りなどでボリュームを出すものなどもあり、自分らしいスタイルを楽しめるアイテムです。
帯締め
帯の中央で締め、コーデ全体を引き締める役目が帯締めです。
シンプルな平織のほかに、最近ではアクセサリーのようなビジュー付きやモチーフ付きの丸ぐけタイプもあり、人気です。
シンプルな結び方を基本に、華やかな結び方へのアレンジが可能です。
髪飾り
華やかな振袖姿にはアップスタイルにはもちろん、ショートスタイルにも髪飾りは必須アイテム。
振袖の色彩に負けないよう顔周りを華やかにするために、またヘアスタイルとのバランスなどで個性が出せる小物のひとつです。
バッグ
草履とセットのものが基本ですが、色や絵柄を少し崩して遊ぶのも楽しいもの。
振袖の雰囲気や自分の身長など全体のバランスを俯瞰して選びましょう。
足袋
最も多いのは白ですが、個性的に着こなすなら、可愛らしい刺繍付きや小紋柄を施したモダンなタイプにも挑戦してみたいもの。
草履
近年は刺繍を施した厚底タイプや、舞妓さん風の“こっぽり”タイプなどに人気があります。
振袖には底厚が5センチ以上のものが見栄えします。
履き心地とサイズはお店でしっかり試し履きをしてチェックしましょう。
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小物とのコーディネートのご提案も豊富にご用意しておりますので
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