大学や専門学校の卒業式では、袴姿で出席される方が多くなっていますね。
春に卒業式を予定されているお嬢様は、袴(はかま)の準備をされていますか?
卒業袴は振袖に合わせて着付けますので、振袖のご用意も必要です。
卒業袴スタイルについて、詳しくお伝えいたします。
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卒業式の袴にはどんな意味があるの?
大学や専門学校の卒業式では、袴を着て出席されるお嬢様が多くなりました。
袴は、着物を短めに着付けた上に着用しますので、動きやすい和装スタイルです。
現在の卒業袴は、明治・大正時代から昭和初期の「女学生」のスタイルに由来しています。
現代では、学生最後の式典に出席する服装として、おしゃれで可愛いらしい袴スタイルが人気を集めています。
卒業式に袴を着用する習慣は、1980年代にヒットした漫画と実写映画の影響で爆発的に広まったようです。
振袖姿とは一味違ったおしゃれな和装スタイルとして、人気に火が付くのも納得ですね。
成人式の振袖姿は、同じ和装の中でも「礼装」としてエレガントで華やかなイメージです。
これに対して、袴スタイルは、学生さんらしいアクティブなイメージと可愛らしさがあります。
振袖の着用機会と比べても、袴姿になるチャンスは少ないので、貴重な機会にぜひ袴姿で卒業式に出席してみませんか?
卒業袴スタイルに必要な物は?
卒業式には袴を着て出席したいけれど、何を用意したらいいの?というお嬢様へ。
卒業袴の着こなし・着付けに必要な物についてお伝えいたします。
①振袖(中振袖または二尺袖)

袴の下には、振袖を着ます。
振袖は、袖丈によって、小振袖(二尺袖)・中振袖・大振袖に分けられます。
大振袖は花嫁衣裳ですので、袴に合わせるなら、中振袖か小振袖になります。
中振袖は、成人式の振袖として一般的な袖丈(100cm前後)です。
小振袖は「二尺袖」とも呼ばれており、その名の通り、袖丈が二尺=76cmあります。
卒業式用の「袴セット」としてレンタルする場合は、二尺袖が一般的になっており、袴専用の短めの丈に仕立てられていることもあります。
成人式用として中振袖をご購入された方は、中振袖を合わせるのも華やかでおすすめです。
袴スタイルの場合には、袴の裾から見えないように、通常の着付けよりも短く着付けます。
②袴(女袴)
袴には「女袴」と「男袴」の違いがあります。
女袴には、背中側に男袴のような「腰板」がありません。
女袴は前紐をリボン結びにして可愛らしく着付けるのが特徴です。
ズボンのように見えますが、実際には、中に仕切りのない「スカート」タイプになっています。
海老茶色や紺色、緑色などのほか、最近はクリーム色やくすみカラーなども人気です。
無地袴のほか、上下にグラデーションカラー(ぼかし)になっているタイプや、刺繍入りの袴などもあります。
③襦袢

振袖の下には襦袢を着ます。襦袢の襟には「半襟」を縫い付けます。
振袖と同じサイズの襦袢が必要ですので、振袖とセットで仕立てられている物を使用します。
④袴下帯
袴の下には、幅の狭い「袴下帯」を締めます。
帯と言っても、通常の振袖の着付けに比べると簡単に結べて、楽なスタイルです。
振袖と袴の間にちらっと見える「袴下帯」のカラーが、袴スタイルのアクセントになります。
袴の反対色などを選んで、着こなしのアクセントにするのがおすすめです。
⑤履物(草履/ブーツ)

袴スタイルの足元には、通常の振袖スタイルと同様に草履を合わせることができます。
振袖や袴の色に合わせて選ぶといいでしょう。
袴スタイルといえば、「大正ロマン」風のブーツスタイルも根強い人気があります。
華奢なシルエットの編み上げブーツがよく似合います。
⑥巾着など
当日の持ち物を入れるために、手持ちのバッグが必要です。
袴スタイルには、「女学生」らしいアクティブなイメージの「巾着」やがま口バッグなどがおすすめです。
⑦肌着・着付け小物
襦袢の下に着る肌着や、着付けに使用する小物類(腰ひも、伊達締め、衿芯、コーリンベルトなど)を必要に応じて用意します。
卒業袴はレンタルがおすすめ
袴を着用する機会はそれほど多くないので、レンタルプランを利用される方がほとんどです。
袴と二尺袖、その他の必要な物が揃ったセットをレンタルするのが便利でおすすめです。
成人式用に購入された「中振袖」がある場合は、ぜひ活用してみてください。
その場合は、袴のみレンタルすることができます。
袖丈が長い「中振袖」も華やかなイメージで素敵ですよ。
みやこやで振袖をご購入されたお嬢様は、卒業袴を無料でレンタルできます。
卒業式当日の着付けやヘアメイクも予約してきましょう。
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卒業袴の前撮りも

せっかくの卒業袴スタイルは、学生最後の記念に「前撮り」撮影をして、写真に残しておくのもおすすめです。
お友達どうしで一緒に撮影するのも楽しそうですね。
卒業式に出席されない方や、卒業式に袴を着る予定がない方は、袴姿で記念撮影のみのプランをご利用されてもいいでしょう。
まとめ
大学や専門学校の卒業式に出席されるお嬢様は、「女学生」らしいおしゃれな袴姿がおすすめです。
卒業式の袴には、袖丈が短めの二尺袖(小振袖)または成人式用の中振袖を合わせます。
二尺袖と袴のセットをレンタルしてもいいですし、お手持ちの中振袖があれば袴のみのレンタルも可能です。
無地袴のほか、ぼかし柄や刺繍入りなど、様々なタイプの袴があります。
袴下帯や半襟、重ね衿、履物、巾着などを選んで「卒業袴コーデ」をお楽しみください。