新緑の美しい季節になりました。
お嬢様の「二十歳のお祝い(成人式)」を予定されているご家庭では、これから本格的に振袖(ふりそで)選びを始められる方も多いですよね。
「そもそも、成人式にはどうして振袖を着るの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「成人式に振袖を着る意味」について、詳しくお伝えいたします。
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成人式とは?
成人式は、毎年1月の「成人の日」の前後に、全国各地の自治体主催で行われている式典です。
民法の改正により「18歳」が成年年齢となってからは、「二十歳のつどい」などに名称変更されましたが、今もほとんどの自治体で「二十歳」になる方を対象としています。
現代の成人式のルーツは、主に二つあると考えられています。
一つは、日本古来の「男子の成人の儀式」である「元服(げんぷく)」の習慣です。
公家や武家の男子は、12歳~16歳頃に「成人」したことを示すために、元服して子供から大人の髪型にあらため、冠をかぶりました。
女子の場合も同様に、身分や階級による違いがありましたが、髪を結ったり服装を変えたりすることで「成人」とみなされました。
このような儀式は「通過儀礼」とも呼ばれ、これを機に結婚ができるようになるなど、社会的に重要な意味を持つ儀式でした。
もう一つのルーツは、昭和21年に埼玉県蕨町(現・蕨市)で行われた「青年祭」です。
敗戦後の混乱の中、成人する若者を励ますために企画されました。
蕨市の「青年祭」が評判となったことで、国民の祝日である「成人の日」が制定され、全国各地で現在行われているような「成人式」が普及しました。
「成人式」は、人生の節目である「二十歳」を祝う大切な儀礼の場です。
そのため、結婚式などと同様に、出席者は「礼装=フォーマルな装い」が求められます。
現代の成人式は、同世代の若者が集まる場として、楽しくカジュアルなイメージが強くなっています。
とはいえ、本来、成人式には「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年をはげます」という大切な意味があります。
一生に一度の成人式は、「一人の大人」として、きちんとした服装で出席したいものですね。
成人式に振袖を着る意味
振袖(ふりそで)は、「未婚女性の第一礼装」とされる着物です。
「礼装・正装」は、結婚式や成人式など式典・儀式に出席する時に必要となる装いです。
着物にはたくさんの種類がありますが、大まかに「フォーマル着物(=礼装)」または「カジュアル着物(=普段着)」に分けられます。
浴衣や小紋着物、紬(つむぎ)の着物などは、カジュアル着物に分類されます。
振袖や留袖、訪問着などは「フォーマル着物」です。
ドレスコードが「フォーマル」である着用シーンでは、カジュアル着物は着用できません。
成人式は、人生の節目にあたる大切な「儀礼の場=フォーマルシーン」ですので、浴衣などのカジュアル着物は着用しません。
なお、フォーマル着物には、既婚・未婚の区別や着る人の立場などにより、どの着物を選ぶのかといった「決まり事・着用マナー」があります。
振袖は「未婚女性」のためのフォーマル着物ですので、成人式に出席する女性は振袖を着用するのが一般的です。
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「晴れの日」の和装
日本には、お祝い事のある日「晴れの日」をきちんとした和装で迎えるという習慣があります。
お宮参りや七五三など家族内のお祝い事のほか、卒業式・入学式などのセレモニー、結婚式や成人式などが、「晴れの日」にあたります。
明治時代以降、徐々に庶民の間にも洋装が浸透し、昭和中期頃には着物が日常着ではなくなりました。
それでも、「日本の民族衣装」である着物は、今もなお特別な意味を持ち続けています。
人生の節目にあたる儀礼の場や、特別な「晴れの日」は、「きちんとした和装」で迎えるという習慣が今も根強く残っています。
普段はなじみがなくなってしまった「和装」ですが、こうした機会に「伝統文化」に触れられるのは、とても素晴らしいことですよね。
世界の国や地域には、伝統的な民族衣装がすっかり廃れてしまったところもたくさんあります。
海外の方から見ると、日本ではまだまだ「民族衣装」を大切に守り続けていると感じられるそうです。
伝統や文化は、親から子へ、子から孫へと伝えていくことで、未来へ受け継ぐことができます。
和装の文化も、令和の時代で途絶えさせることなく、次の世代・時代にも大切に伝えて行きたいですね。
足利みやこやでは、「和装のプロ」であるスタッフが、お嬢様の「晴れの日」のための振袖選びをしっかりサポートいたします。
成人式や振袖選びでご不明な点や疑問点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
成人式は、「二十歳」という節目の年を祝う大切な儀礼の場です。
フォーマルシーンの一つとして、「礼装・正装」での出席が求められます。
女性の場合には、「未婚女性の第一礼装」である振袖を着て出席するのが一般的です。
成人式や結婚式などのフォーマルシーンでは、浴衣などの「カジュアル着物=普段着」は着用できません。
スーツスタイル(洋装)での出席も可能ですが、せっかくの機会ですので、伝統的な和装で出席してみませんか?
日本には、大切な「晴れの日」を和装で祝うという素晴らしい習慣があります。
長い間続いてきた伝統文化ですので、現代のお嬢様にも、さらに次の世代の方にも大切に受け継いでいきたいですね。
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