成人式本番の振袖の着付けでは、おしゃれな帯結びも楽しみですね。
華やかな帯結びで、後ろ姿にもこだわってみましょう。
振袖の帯結びには「基本の3つの結び方」があります。実際には、これらを発展させた形である「変わり結び」にする方がほとんどです。
現代の帯結びはバリエーションが豊富になっていますので、どんな帯結びにしたいか、式典当日までにぜひチェックしておいてください。
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振袖用の帯と帯結び
振袖(ふりそで)は、「未婚女性の第一礼装」とされる格式の高い装いです。
100cmほどもある長いお袖のほか、ゴージャスな帯結びも目を引く特徴の一つです。
式典当日は、自撮りやお友達どうしでの撮影などで、素敵な後ろ姿も忘れずに写真におさめておいてくださいね。
振袖に合わせる帯は、礼装用の「袋帯」の中でも、特に振袖用として作られたタイプを選ぶのが一般的です。
現代の「振袖用袋帯」は、華やかな変わり結びにしやすいように、軽くて長いつくりになっています。
ママ振袖などで、少し古めの振袖用袋帯ですと、現代の帯よりも重厚なつくりで長さも短めの場合があります。
現代は、帯結びのバリエーションが豊富になっていますが、帯の厚みや長さによってはできない結び方もありますのでご注意ください。気になる場合は、事前に着付け師さんに相談してみるといいでしょう。
基本の3つの帯結び
「文庫結び」
文庫結びは、羽根を左右に垂らした上品な帯結びです。
「文庫(ぶんこ)」とは、手紙や文房具を入れておく四角い小箱のことです。文庫結びは、結んだ帯が箱のように四角く見えるので、この名前がついています。
シンプルな結び方ですが、振袖用袋帯を文庫結びにすると、帯幅いっぱいの羽根がゴージャスでおしゃれです。帯の柄もしっかり見せることができます。
いろいろなアレンジ結びにもできますが、あえてシンプルな「文庫結び」を選ぶお嬢様も多いですよ。
「ふくら雀(お太鼓結びのアレンジ)」
ふくら雀は、寒さでぷくっと膨らんだ雀の様子を表した結び方です。「福来雀」または「福良雀」などとも書いて、縁起の良いモチーフとされています。
「ふくら雀結び」は、お太鼓結びをアレンジした帯結びです。成人式の振袖の場合には、一般的なお太鼓結びにすることはありませんので、「ふくら雀」が基本の結び方となります。
お太鼓の上部に箱ひだをとり、両肩の方に向けて伸ばした羽根にもひだをつくります。
膨らんだお太鼓と広げた羽根が愛らしい「雀」のように見えます。
清楚な「正統派」帯結びの一つとして、今も根強い人気を誇ります。
上品な古典柄の振袖にぴったりな帯結びです。
「立て矢結び」
立て矢結びは、大きなリボン型にした帯を背中いっぱいに斜めに結びます。
江戸時代の大奥の女中さんがしていた帯結びとして、動きやすくアクティブなイメージのある結び方です。
ダイナミックな結び方ですので、シンプル系の振袖やモダンなデザインの振袖にもよく合います。
縦方向に広がるシルエットになるため、背の高い方に向く帯結びです。
アレンジ結びいろいろ
現代の振袖の帯結びは、3つの基本の結び方をアレンジしたバリエーションがたくさんあります。SNSなどを参照して、お好みの帯結びを見つけてみてください。
気に入った帯結びを見つけたら、着付け師さんに伝えられるように、画像を保存しておくといいでしょう。
もちろん、着付け師さんにおまかせの帯結びにすることもできます。振袖コーデのイメージや帯の柄、お嬢様の身長・体型なども考慮して、おしゃれな帯結びにしてくれますよ。
「リボン結び」
基本の帯結びをアレンジした結び方で、大小のひだをつくって可愛らしい「リボン結び」にするアレンジです。
しっかりボリュームがあって華やかなイメージになりますので、とても人気があります。
古典柄の振袖はもちろん、キュートなデザインの振袖によく合いそうです。
「花結び」
帯結び全体を一輪の「薔薇」や「牡丹」の花のように見立てた創作帯結びです。
細かなひだをとって、大きな花のように形づくります。
白やピンク系の帯など、花びらのように見えるカラー・デザインの帯で結ぶとよく映えそうです。
ただし、固くて厚みのある帯ですと結べない場合がありますのでご注意ください。
また、ヒダの跡を残したくない帯の場合にはおすすめしません。
「アシンメトリーアレンジ」
片側の羽根をだらりと垂らしたり、立て矢結びをアレンジしたりして、あえてアシンメトリー(左右非対称)にするアレンジ結びです。
モード系の振袖やモダンなイメージの振袖など、個性的な帯結びにしたいお嬢様におすすめの結び方です。
まとめ
振袖のおしゃれでは、華やかな帯結びも楽しみの一つですね。
もうすぐ成人式本番ですので、式典当日に向けて、ご希望の「帯結び」も考えておいてください。
現代の帯結びはバリエーションが豊富になっています。SNSなどでお気に入りの結び方を見つけたら画像を保存しておきましょう。
振袖の帯結びには、「文庫結び」「ふくら雀(お太鼓結びのアレンジ)」「立て矢」の基本の3つの結び方があります。
実際には、これらをアレンジした華やかな「変わり結び」にするお嬢様が多いですよ。
リボン結び、花結び、アシンメトリーアレンジなど、振袖コーデのイメージに合わせて選んでみましょう。
帯の柄や、身長・体型とのバランスにも注意が必要ですので、着付け師さんにおまかせするのもおすすめです。
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