成人式まで残すところ2か月ほどとなりました。
振袖をご購入された方は、成人式の前後に振袖と帯をしっかりチェックしてください。
チェックするポイントとお手入れの方法についてお伝えいたします。
レンタル振袖をご利用される方は、お手入れや保管の手間がかかりません。
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成人式の前に振袖と帯をチェック！
お手元で保管されている「振袖一式」を成人式で着用される場合には、事前にしっかりチェックが必要です。
新品を購入された方はあまり心配ないと思いますが、「ママ振袖」や「姉振袖」を着用される場合には、特にご注意ください。
必要な物が揃っているか？
振袖の着付けには、振袖と帯のほかに、多くの振袖小物・着付け小物を使用します。
式典当日になってあわてることが無いように、必要な物がすべて揃っているかどうか早めに確認しておきましょう。
・振袖
・袋帯
・長襦袢（半襟）
・肌着
・足袋
・振袖小物（重ね襟、帯締め、帯揚げ）
・着付け小物（腰ひも数本、伊達締め2本、コーリンベルト、三重仮紐、帯枕、帯板、襟芯）
・草履
・バッグ
・ショール
長襦袢には事前に半襟を縫い付けておきます。すでに「前撮り」などで着用されている場合には、ファンデーションや口紅がついていないかどうかもチェックしましょう。
「ママ振袖」の場合には、半襟が変色していることもあるので、新品の半襟に取り替えるのがおすすめです。
必要な「着付け小物」が揃っているかどうか心配な場合は、着付けを予約している美容室に確認しておきましょう。みやこやでお支度をされる方は、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
振袖や帯に汚れ・シワがないか？
振袖や帯に汚れやシワがついていないか、事前にしっかり確認しましょう。
着物ハンガーにかけて全体をくまなくチェックしてください。
万が一、シミなどがある場合には、専門店でのクリーニングやシミ抜きが必要となります。
着物のクリーニングには通常1か月程度かかりますので、なるべく早めにご相談ください。
振袖の「たたみジワ」は、１～２日ほど着物ハンガーに吊るして陰干ししておけば、振袖本体の重みでとれる場合がほとんどです。
気になる頑固なシワがある場合でも、水や熱による変色などのおそれがあるため、ご自宅でのアイロンがけはおすすめしません。着物専門店にご相談ください。
成人式の後に振袖と帯をチェック！
成人式が終わって帰宅したら、すぐに振袖と帯の状態をチェックしましょう。
着物ハンガーで陰干し
振袖を脱いだら、すぐに箪笥や収納ケースにしまわず、着物ハンガーにかけて陰干しをします。
振袖だけでなく、帯、長襦袢、帯揚げ、帯締め、重ね襟もハンガーにかけて吊るしておきます。
・しみこんだ汗（湿気）を飛ばす
真冬の成人式ですので、「汗をかいた」という実感はないと思いますが、着用後の振袖一式は湿気をたっぷり吸いこんでいます。
そのままにしておくと、汗ジミやカビ、臭いなどの原因となります。
・汚れやシミをチェック
着物ハンガーにかけた状態ですと、シミや汚れが確認しやすくなります。「襟元」、「袖口」、「裾」などは特に汚れがつきやすい部位です。
シミや汚れを見つけた場合、ご自身でシミ抜きをしようとせず、必ず専門店にお手入れを依頼してください。
・着用ジワを伸ばす
着物ハンガーにかけておくと、着物の自重で着用時のシワが伸びます。
陰干しの期間は1～2日程度です。あまり長期間吊るしておくと、裾の「たるみ」や型崩れの原因となりますので、3日以内に終了してください。
しばらく着用予定がなければ「クリーニング」を
目に見えるシミや汚れが無くても、しみ込んだ汗や小さな汚れが、後々カビや変色の原因となる場合があります。
成人式の後、直近で振袖を着用する予定が無い場合には、一度クリーニングに出してから桐だんすや「着物収納ケース」に保管するのがおすすめです。
その後、半年～1年に1回は、お天気の良い日に着物ハンガーにかけて「陰干し」をしてください。
草履やバッグのお手入れ
草履やバッグは、乾いた布で表面をふき取って汚れを落とします。
草履も湿気を吸い込んでいますので、すぐにしまわずに、風通しの良い場所で陰干ししておきましょう。
購入時の箱に入れておくと、「カビ」が発生しやすくなりますので、風通しの良い下駄箱や収納箱に入れておくのがおすすめです。
草履やバッグは、振袖や帯に比べて劣化しやすい「消耗品」ですが、使用後にきちんとお手入れをすることで、長持ちさせることができます。
レンタル振袖なら手間いらず！
レンタル振袖の場合には、返却前にクリーニングの必要はありません。
保管場所を気にしたり、定期的な点検をしたりといった「手間」がかからないのは、レンタルの大きなメリットです。
振袖のご購入を迷っているという方で、保管やメンテナンスに不安を感じる場合には、レンタル振袖のご利用もおすすめです。
まとめ
成人式の前後に、振袖や帯などをチェックするポイントについてお伝えしました。
成人式前には、①必要な物が揃っているか、②汚れやシワがないかを確認しましょう。シミやシワがある場合には、ご自身で対処しようとせず、専門店にご相談ください。
成人式の後には、振袖や帯などを着物ハンガーにかけて「陰干し」とチェックを行います。目立つ汚れが無くても、しばらく着用予定がない場合には、一度クリーニングに出してから保管しましょう。
お手入れや保管に不安を感じる方は、レンタル振袖のご利用もおすすめです。
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