みやこやスタッフブログ 振袖について

振袖を着たときの「特別な体験」とは?

「二十歳のお祝い」に向けて、これから振袖選びをお考えのお嬢様は、「振袖を着るのは初めて…」という方が多いのではないでしょうか。

モデルさんが着ている振袖画像はよく見るけど、振袖を実際に間近で見たり、袖を通したりしたことはないという方がほとんどですよね。

「振袖って実際着てみたらどんな感じ?」という疑問に、みやこやスタッフがお答えいたします。

 

振袖は「特別な日」の装い


現代の日本人にとって、和装は昔ほど身近な存在ではなくなっています。

もうすぐ「二十歳」を迎えるお嬢様は、本格的な「和装」を身に着けるのが、子供の頃の七五三以来という方も多そうです。

子供時代の記憶では、「帯が苦しかった」「身動きがしにくかった」など、あまり良い印象をお持ちでない方もいらっしゃるかもしれません。

でも大丈夫ですよ。立派に成長されたお嬢様にとって、振袖を着ることは、普段の洋服の時とは異なる特別な経験になることでしょう。

最も身近な「和装」として、夏に浴衣を着て、お祭りや花火大会に出かけたことはありますよね。

浴衣は着物の中でも最もカジュアルなスタイルですが、それでも洋服を着ている時とは違う特別なワクワク感があります。

浴衣よりもっと本格的な和装になると、着用感はいい意味でかなり変わります。特に正絹(シルク100%)の着物に初めて袖を通すと、滑らかな手触りにうっとりしてしまいますよ!

中でも、「振袖」は「未婚女性の第一礼装」という格式の高い和装スタイルです。

振袖はもちろん、帯や小物類も上質でとても華やかです。実際に手に取って見たり、身に着けたりできるのは、お嬢様にとって貴重な経験になることでしょう。

 

上質な正絹生地

着物の下には「長襦袢」を身に着けます。正絹の着物には正絹の長襦袢を合わせるのが一般的です。

長襦袢は、柔らかくてすべりのよい生地を使用し、着物の寸法にぴったり添うように仕立てられています。

私自身、初めて振袖に袖を通した時には、まず長襦袢のシルクの肌ざわりにうっとりして、「まるでお姫様みたい!」と感動したことを覚えています。

長襦袢の上に、しっかりとした正絹生地の振袖を重ねます。滑らかな手触りと、シルク特有の「衣擦れ(きぬずれ)」をぜひ体験してみてください。

 

美しい染め模様や装飾

振袖を画像で見ている時には、色や柄の雰囲気に目が行きますが、実際に間近で見ると、職人技の美しさに驚かされます。

上質な振袖の最大の魅力は、職人さんが手間ひまをかけて染め上げた美しい模様や、刺繍などの繊細な装飾加工にあります。

着物は「伝統工芸品」の一つにも数えられますが、単なる「衣装」を超えた美しい振袖を身に着けることは、お嬢様にとってきっと一生モノの素晴らしい経験になりますよ!

 

100cmほどもある袖丈

浴衣や「小紋」などカジュアル着物の袖丈は49cmほどが一般的ですが、振袖の袖丈は100cmほどにもなります。

見た目の華やかさもさることながら、実際に着てみると、普段着にはない「特別感」があります。

身動きのしやすさや機能性重視の洋服では感じられない、特別な身体感覚をぜひ体感してみてください。

意外にも、それは決して苦痛ではなく、不思議とゆったりとした優雅な気持ちになるものです。

 

振袖専用の袋帯


面積の広い着物の方に目が向きがちですが、着物に精通した人ほど「帯」にこだわります。振袖をご試着される際には、ぜひ袋帯をじっくりご覧になってみてください。

振袖の模様は生地を染めて描かれますが、袋帯は金銀糸や色糸を使った「織り模様」になっています。

繊細な古典柄や花柄が一本一本の糸から織り出されていることがわかると思います。

 

振袖を着るとどんな感じ?


「着物の着付けって苦しくないの?」

「着崩れそうで怖い…」

「歩きにくそう」

など、振袖をお召しになることがちょっと不安なお嬢様もいらっしゃるかもしれません。

実際には、プロの着付け師さんが、お嬢様にも確認しながら「苦しくなく着崩れしにくい」絶妙な力加減で美しく着付けてくれますので、どうぞご安心ください。

帯をしめる時には、ぐらつかないように足を踏ん張って、しっかり身体に巻き付けて結びます。

帯をしめると、背筋がすっと伸びて、身が引き締まるような清々しい緊張感があります。

ワクワクするような「特別な日」の期待感も高まりますよ。

せっかくの晴れ姿ですので、なるべく自然に美しい所作ができるといいですよね。

・裾が開かないように、小さ目の歩幅で内股気味に歩く

・座るときには、背もたれに寄りかからず、両袖を揃えて膝の上に置く

・車の乗り降りは、お尻からシートに腰かけ、寄りかからないように

・階段の昇降時には、裾をつまんで持ち、袖も踏まないように

実際に振袖を着ることで、大人の女性として知っておきたいマナーが身に着けられることは、お嬢様にとってとても良い経験になることでしょう。

初めての経験は、誰しも不安になったり緊張したりするものですが、実際に経験してみると、「振袖を着て楽しかった!」「着物に興味が出て好きになった」というお嬢様も多いようです。

日常生活ではなかなかできない貴重な体験ですので、この機会をぜひ楽しんでみてください。

 

まとめ

振袖は「未婚女性の第一礼装」という特別な装いです。職人技が光る美しい着物や帯を間近に見て、実際に袖を通すという貴重な体験ができます。

振袖を着ると、心地よい緊張感を味わうことができます。和装ならではの美しい所作やマナーを身に着ける機会にもなります。

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