日本では昔から冠婚葬祭で着物を着る文化があります。
成人式は冠にあたり、人生の節目です。
お嬢様の誕生から、一緒に成長を見守って来られたご家族様にとっても、大人の第一歩である成人式は特別な思いで迎えられることでしょう。
振袖姿をご家族に披露する事は親孝行、家族孝行にもなります。ご自身は振袖にご興味が湧かないお嬢様も、ご家族への感謝の気持ちとして振袖を着る方も珍しくありません。
そこで今回は、お母様やお祖母様も納得の「美しく、上品な振袖コーデ」を足利市・太田市のみやこやスタッフMがご紹介します。
伝統的な柄で上品に
現代的な柄は煌びやかで、ゴージャス、ポップなどがありますが、時代に左右される事のない古典柄はいつの時代でも人気です。
古典柄というと渋い、レトロなどのイメージを持たれる方もいらっしゃるかも知れませんが、歴史や意味のある豪華な柄です。帯や小物と合わせて上品で現代風なアレンジも可能な振袖です。
花柄
菊や桜、牡丹や芍薬、辻が花など花が描かれている振袖は、女性らしく可愛らしさを感じさせるデザインです。
菊などは花の柄では格の高い柄とされていますし、辻が花は振袖だけでなく訪問着などでも人気のある上品で幻想的なデザインです。
振袖に小花を散らしたような柄は可憐で少女っぽさを残した着こなしになりますし、大きな花がいくつも重なった柄などは豪華さと優美さがあります。
花丸紋様は、花や松竹梅などの植物を円形に配置したデザインで、円=縁から良縁や無限の発展などの意味を持ちます。
いくつかの花や植物の組み合わせで描かれていることが多く、松竹梅などの花丸紋様が描かれた振袖は大人っぽく落ち着いた女性らしさがあります。
吉祥紋様
昔から縁起の良い柄として和服に描かれてきた柄です。
種類が多くあり、着物の地模様やメインの柄と組み合わせて描かれていることがあります。
たとえば流水紋様は流れる水を連想させるため、厄を流すことから魔除けの意味を持ち、扇紋は末広がりの形から繁栄や発展の意味を持ちます。
束ね熨斗
束ね熨斗(たばねのし)は、熨斗を何本も束ねたリボンのように見えるデザインです。もともとの意味や形からたくさんの祝福を受ける、絆、幸せを分かち合うなどの意味がこめられています。
籠目
籠目(かごめ)の六つ目編みなどは、形が六芒星に似ているため厄除けの意味を持ち、能の衣装として使われていた時代があった吉祥紋様の中でも格式が高い柄です。
鹿の子
鹿の子(疋田絞り)も和服にはよく使われている柄で、小鹿の背中のような柄です。
布を小さく絞って染めた細かい斑点模様が特徴で、技術や手間がかかることから高級品とされています。
子孫繁栄の願いがこめられていて七五三の衣装や振袖の柄のアクセントとして使われることの多い柄です。
お道具系の吉祥柄
貝桶紋様
貝桶紋様は平安時代の貴族が遊ぶ「貝合わせ」の貝を入れておく六角形の道具がモチーフになっていて、貴族の嫁入り道具だったそうです。
同じ貝でなければぴったり合わないことから、相性がぴったりの人と巡り合えるようにと願いがこめられています。振袖に描かれる場合、刺繍や金などの差し色が入っている場合が多く、非常に豪華になります。
御所車
御所車は名前の通り京都御所周辺で貴族が乗っていた牛車をイメージしたデザインで、高貴、富貴などの意味を持ちます。
御所車に花を飾ったデザインは花車といい、上品な華やかさがあるデザインです。
手毬
また手毬は振袖に描かれることの多い柄ですが、手毬の形から丸く収まるように、円満な家庭を築けますように。と願いがこめられています。
手毬はいくつもの色が入り、丸くかわいらしいデザインでもあるため、アクセントとして使われていることも多く、あどけなさを残した可愛らしく華やかな柄ですね。
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振袖の色
柄が多く、豪華なイメージのある古典柄も地色や柄によってクラシカル、エレガント、チャーミングとイメージが変わります。
メインになる柄は主に膝の少し上あたりになるのですが、印象的な柄が入っていたり、刺繍や金の縁取りなどで豪華な印象になりますし、細かい花が散りばめられている柄は女性らしくチャーミングなイメージになります。
豪華で華やかな装い
地色が赤やピンク、白に小花が散らしてあるデザインは女性らしいイメージになります。
赤はいつの時代でも人気があり、振袖カラーの王道ですね。
金糸の刺繍などのポイントカラーが入ると上品で豪華絢爛なイメージになりますし、白の差し色が入るとチャーミングなイメージになります。
また、ピンクや淡い色に花がふんだんに描かれえた振袖は可憐でかわいらしく女性らしいイメージになります。
帯や半襟を刺繍にしたり、草履を落ち着いた色合いにする事で、派手過ぎず豪華で上品な印象になります。
落ち着いた装い
青や黒、紺色などに流水柄や束ね熨斗など歴史ある古典柄が描かれた振袖は、落ち着いた大人の印象になります。
美しい花や吉祥紋様が入ることで落ち着いた中にもエレガントな美しさが際立つ装いですね。
金糸で織られた帯やインパクトのある大柄の帯を合わせると華やかさが増し、渋くなりすぎないのも良いですね。
キュートな装い
落ち着いた黄色や茶色、緑などの地色でも手毬や藤、梅、鹿の子などの愛らしい古典柄と、統一感のある配色で上品でありながらもキュートなイメージになります。
振袖に合わせて統一感のある色の金・白・黒など帯や、白地に刺繍の入った半襟を入れることで抜け感があり、カラフルでキュートでありながらもまとまった、おしとやかな印象の着こなしになります。
まとめ
たくさんのおめでたい柄が描かれた古典柄振袖は、豪華に見えるばかりではなく意味があり、帯や小物と合わせることで上品さが際立つ装いです。
複雑な柄が多く配色も多いため、高級品が多く、価格設定が高い場合があります。
しかし、「一生に一度の思い出は品格のある洗練された振袖で」とお考えのご家庭は多くいらっしゃいます。
振袖に合わせた帯や小物の組み合わせ方で、イメージ通りの上品な着こなしをプロスタッフがしっかりサポートさせて頂きます。
みやこやでは、成人式にふさわしくご家族様にもご納得いただける華やかで品格のある装いで、素敵な思い出作りのお手伝いをさせて頂きます。
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