バタバタしていた一月も下旬に入り、世の中も落ち着いてきましたね。
10日には多くの新成人が大人への一歩を踏み出しました。
色も柄もとりどりの振袖を街中で見かけましたよね。
さて、来年や再来年に成人式を迎えるお嬢様方は、もう振袖を決めましたか？
お嬢様がどのような振袖を着るのか関心のあるお母様も多いでしょう。
振袖にもトレンドがあり、最近は透明感のある「くすみカラー」が注目されています。
しかし、くすみカラーだけがトレンドではありません。
今回はもう一つの注目の的となっている
「昭和レトロ・平成レトロ」な振袖の良さを紹介していきます。
古典柄が気になる方、ママ振袖を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
そもそもレトロとは？
「レトロ」という言葉には「古いものを懐かしむこと」という意味があります。
昭和後期～平成一桁の時代を思い出してみると、
「たまごっち」や「ルーズソックス」などが流行っていましたよね。
たまごっちのオリジナルのキャラクターは今でも愛されています。
また、さまざまな漫画やアニメ、特撮やアイドルなどとコラボしていて、
若い世代の認知度は依然として高いままです。
ルーズソックスはもはや過去のファッションになってしまった……わけではありません。
実は今、現代の女子高校生の間でルーズソックスが流行してきているのだとか。
過去のブームが再燃すると、なんだかくすぐったいような、
なんとも言えない気持ちになりますよね。
それが「レトロ」なのだと思います。
そんなレトロは振袖の流行にも取り入れられています。
レトロ振袖を令和風に着こなすポイント
銀色の帯で全体のコーディネートを引き締めて
散りばめられたお花と青色・紫色の使い分けが素敵なこちらの振袖。
色使いもレトロといった感じですね。
注目したいのは帯の色。
あえて金や黒の帯を用いずシルバーの帯を締めることで、
主張しすぎずとも、全体のコーディネートが美しく整っています。
その上に紫の帯締めを重ねることで、
振袖の色合いともバランスが取れ、センスのよい仕上がりとなっています。
レトロ系振袖は振袖自体の柄に特徴があることが多いですから、
帯で全体のバランスを取ることが大切です。
柄の大きさの違いを利用した着こなし
こちらの着こなしは全体的にクラシカルな色合い。
しかし、帯とバッグの柄により現代的な着こなしが完成しています。
振袖の柄は小さいのに対し、小物の柄が大きくメリハリが出ますので、ずっと見ていても飽きない振袖姿になっています。
また、現代的な着こなしにする際には帯などに有職文様を使うことが多いのですが、
こちらは振袖から帯、バッグに至るまで梅が使われています。
有職文様を使わずに同じ柄でバランスの良い着こなしに仕上げるには、
テクニックが必要になってきます。
全体のトーンを揃えたコーデ
全体的にくすみトーンのこちらの振袖。
柄自体もハッキチとした色合いではなく、
少しグレーや黄色を混ぜたようなレトロを感じさせる色合いです。
その全体の黄色みに合わせて金色の帯を合わせたこちらのコーデは、
全体のトーンが揃っていて統一感があります。
ただ、全体のトーンを揃えるだけだと、
ぼやけた印象のコーディネートになりますから、
白黒の帯締めを合わせて全体のコーディネートをしっかり引き締めています。
振袖・帯を同系色で揃える場合は、
帯締めや帯揚げで挿し色となる一色を入れることをおすすめします。
レトロモダン派のお嬢様にはママ振袖もおすすめ
お母様から受け継いだ振袖をお母様と同じ着こなしで身に着けるのはもちろん素敵なことです。
しかし、そこに一味加えることで
昔の良さと現代の良さを組み合わせた着こなしを作ることができます。
小物の色を変えたり、小物にリボンやレース、パールを利用するのも一つの手です。
髪飾りをお花ではなくレジンで作った蝶々にしたりと、工夫し放題。
お化粧を透明感のあるものに変えてみるだけでも垢抜けますよ。
「レトロ」な振袖が流行っている今、ママ振袖の人気は急上昇中です。
ぜひお母様の振袖を現代風のコーデにアレンジして着こなしてみてくださいね。
いろいろな着こなしを試してみて、
お嬢様の理想の着こなしを見つけられるように、みやこやがお手伝いいたします！
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