振袖の着こなしでは、帯まわりの振袖小物である「帯締め(おびじめ)」と「帯揚げ(おびあげ)」の選び方が重要なポイントになります。
今回は、振袖や帯に合わせて「帯締め&帯揚げ」カラーを選ぶコツについて、実際のコーディネート例からお伝えいたします。
振袖小物のカラーだけでなく、素材にもこだわってみると、「自分らしい」振袖の着こなしが実現できますよ。
帯締め・帯揚げってどんな振袖小物なの?
帯締めと帯揚げは、本来は「着付け」に必要となる小物ですが、着こなしの「キーポイント」となるアイテムでもあります。
「帯締め」は、結んだ帯を固定するために使われる「紐状の振袖小物」です。
振袖コーデに占める面積はほんのわずかですが、帯の真ん中を横切ることになりますので、コーデの印象を左右する重要なアイテムです。
簡単にゆるまずに帯を固定できるように、組紐などしっかりとした素材でつくられています。
「帯揚げ」は、帯の背中側につける「帯枕」を隠す目的で使用される細長い「布状の振袖小物」です。
カジュアル着物の着付けでは、帯の中に隠れてほとんど見えないこともありますが、振袖の着付けでは、帯揚げをたっぷり見せて「若々しさ・華やかさ」を演出します。
昔ながらの振袖スタイルでは、ふわふわの絞りの帯揚げが定番ですが、近年は振袖コーデのイメージに合わせて、様々な帯揚げが使われています。
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帯締め&帯揚げのカラーチョイス
昔ながらの伝統スタイルでは、振袖の「反対色」を選ぶのが一般的でした。
原色系の鮮やかなカラーを選ぶと、コントラストの強いコーディネートになります。
これに対して、令和の振袖トレンドスタイルは、ワントーンコーデやニュアンスカラーなどで、すっきりとした着こなしが増えました。
特にモダン柄の振袖では、「同系色」を使ったスタイリッシュで都会的なイメージの着こなしが人気です。
古典柄の振袖では、「反対色」や「挿し色」を使ったメリハリのあるコーディネートもおすすめです。
帯締め&帯揚げの選び方・おすすめコーデ6選
「ワントーンコーデ」

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モダンなテイストの振袖や、くすみカラーの振袖などでは、統一感のある「ワントーンコーデ」がおすすめです。
淡いくすみグリーン系の振袖に、「同系色」であるグリーン系の帯締め・帯揚げを合わせました。
「ワントーンコーデ」のコツは、色味を揃えすぎないことです。
少しずつ色の濃さやトーンを変えて、コーディネートに変化を出すといいですよ!
このコーデ例では、帯締めが渋めの緑色であるのに対して、帯揚げは明るく爽やかな緑色を選んで、コーデに華やかさをプラスしています。
「モノトーンコーデ」

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グレー系の地色にモノトーンの柄が描かれたクールなデザインの振袖です。
振袖のイメージに合わせて、帯と帯揚げ・帯締めも「モノトーン」で統一しました。
帯揚げは帯と同じブラック系で、帯締めは黒の帯にくっきりと映える「白」を合わせました。
地味な印象にならないように、インパクトのある帯留めを合わせて、華やかさを演出しています。
色数少なめコーデ

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令和の振袖スタイルは、色数をひかえめにした「すっきり系」が主流です。
このコーデ例では、帯の色になじむ帯揚げと、振袖と同系色の帯締めを選んで、統一感のある着こなしになっています。
振袖の柄に合わせた色づかい

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マルチカラーの振袖なら、振袖の柄に使われている色から「帯締め&帯揚げ」カラーを選ぶのもおすすめです。
こちら紺色地の振袖は、裾が赤紫色に染められており、松や菊などの柄には「白」色が多く使われています。
格調高い古典柄に合わせて、テイストの近い帯を選びました。
帯揚げと帯締めのカラーは、振袖に使われている「白と赤」を選んで、統一感のある着こなしに。
重めの古典柄の振袖を今っぽくコーディネートしています。
王道の「反対色」コーデを現代風に

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鮮やかな赤色地に重めの「古典柄」が描かれた上品な振袖です。
品格ある振袖デザインに合わせて、帯揚げには、赤の反対色である「緑」を選びました。
ひと昔前なら、帯締めも緑色にするところですが、振袖カラーに合わせた「赤色」を選んで現代風のコーデに。
帯揚げのグリーンも、帯締めの赤も、深みのある色味を選んでいるところも今っぽいカラーチョイスになっています。
「挿し色」で魅せるコーデ

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こちらも鮮やかな赤色の「古典柄」振袖です。
明るい水色の帯揚げを合わせて、ぱっと目を引くおしゃれなコーディネートに。
帯締めは白地の帯にとけこむ白色を選んで、すっきりとして洗練されたイメージの着こなしになりました。
帯揚げのバリエーション
布状の振袖小物である「帯揚げ」は、従来の総絞り以外にもバリエーションが豊富になっています。
バイカラーや市松模様などの柄入り・刺繍入りなどもあります。
洋風の素材を採り入れてみるのもおすすめです。
・さらりとした綸子(りんず)地
・レース
・ベロア
・チュール
帯締めのバリエーション
帯締めには、もともと様々な種類がありますが、振袖用の場合には、帯留め一体型や房飾りがついているタイプなどもあります。
・組紐(平組/丸組)
・丸ぐけ(筒状に縫った紐の中に綿が詰まっている)
・パールやビジューつき
・革製
アクセサリーを選ぶ感覚で、好みの帯締めを選んでみてください。
まとめ
帯締めと帯揚げは、振袖コーデのおしゃれを左右する「キーアイテム」です。
近年は、「同系色」や「ニュアンスカラー」の振袖小物で、すっきりとして都会的なイメージのコーデが人気です。
カラーだけでなく、素材のバリエーションも豊富にありますので、振袖コーデのイメージに合わせて選んでみましょう!
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