こんにちは。みやこやスタッフのMです。
みなさま成人式の振袖はもうお決まりでしょうか?
インターネットなどで振袖の画像を検索した時など、
草履では無くブーツを組み合わせている写真を見かけた事があるかと思います。
昔はあまり馴染みのなかった振袖とブーツの組み合わせですが、
最近では密かにブームになってきているのをご存じでしょうか?
他の人と違う着こなしをしたい、純和装も良いけれど自分流のおしゃれがしたい、
振袖にアクセントを取り入れたい。
と思っていらっしゃるお嬢様にはブーツとの組み合わせはいかがでしょうか。
そこで今回は振袖とブーツを組み合わせる場合のポイントや注意点などについてご紹介します。
振袖にブーツはあり?なし?
答えはありです。成人式の主役はお嬢さまですので、
礼装でなくても自己流の装いで参加しても良いのです。
式典なのに礼装でなくても良いの? とお考えになる親御様もいらっしゃるかと思いますが、
近年の成人式は特にご自身のファッションコーディネートで特別感を意識して参加されていらっしゃる方も多く、
個性を出した装いがますます多くなっている傾向にあります。
ブーツだけではなく、ヘッドドレスや手袋などを付けて
上手に和と洋を融合させた振袖コーディネートをしている方もいらっしゃるのです。
着物とブーツの歴史
そもそも着物にブーツを合わせるのは明治時代が始まりと言われています。
明治維新後の開国で洋風の文化が取り入れられるようになり、洋装文化が入ってきました。
女学生のスタイルも活動しやすい袴スタイルになり、
当時まだ洋服が高価だった時代に足元のブーツだけを取り入れて椅子に座る、
立つ、動くがやりやすくなった事で活動性が良く女学生の間でブームになった事が始まりとされています。
テレビなどで見るいわゆる「はいからさん」スタイルは、この頃にできあがったのですね。
振袖にブーツを合わせる時に意識するTPOとは
振袖は未婚女性の第一礼装といわれる格式の高い装いです。
このため結婚式や勲章の授与式など格式のある式典や授賞式などには
礼装でなければいけない場合があります。
礼装で参加する場合の足元は草履でなければいけません。
ブーツで参加しても良い場合は成人式やご家族だけで行かれる初詣のみです。
足元がブーツの場合の振袖はカジュアルになり格式が下がってしまいますので
お呼ばれ事や格式のある場では草履が正装となります。間違いのない装いを心がけてくださいね。
ブーツと振袖の選び方
振袖にブーツを組み合わせたいけれど、
どんな柄にどんなブーツが合うのか想像がしにくい、
組み合わせで失敗したくない、
インターネットで見たあのイメージで振袖を着たい。
などと思われている方もいらっしゃるでしょう。
みやこやの東京レトロではお嬢様のなりたいイメージが叶う振袖を多数ご用意しておりますので、
ブーツとのコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょう。
ブーツに合う振袖の柄とは
黒地などシックな生地に紫や白などの大ぶりな柄が入った
シンプルな振袖はクールでスタイリッシュなイメージです。
髪型をシンプルにすることで、より大人っぽさを出す事ができます。
白や淡い色の生地で柄がシンプルな振袖は清楚で、
より女性らしい雰囲気になります。
古典柄や全体に柄の入った振袖の場合はレトロでクラシカルなイメージになり、
小物を合わせる事でモダンなスタイルにする事ができるでしょう。
生地が赤やオレンジなど明るい色使いの振袖の場合は
若さを生かしたポップでキュートなイメージの着こなしができますね。
振袖に合わせるブーツの選び方
やはり黒が人気です。どんな振袖にも合わせやすく
振袖を着た後に普段着にも取り入れやすいのが人気のひとつと言えるでしょう。
足元に黒を合わせる事で全体の印象が引き締まりますね。
黒の他にも白のブーツは清楚で上品なイメージになります。
淡い色や白の振袖との相性が良く合わせやすいので、統一感が出ます。
また赤やオレンジなどの明るい振袖や古典柄などクラシカルな振袖に
茶色のブーツを合わせるとナチュラルな統一感があり足元が主張しすぎないのもポイントです。
世界的なハイブランドの足袋ブーツなどを組み合わせると足元がより美しく、
個性が光る組み合わせになるでしょう。
つま先が分かれていて足袋のようになっているので振袖に合わせやすく、
おしゃれさんの間で流行っているブーツですので洋装の時でも周りに差をつけたコーディネートになります。
振袖にブーツを履くメリット
コーディネートやファッション性だけではなく、
振袖にブーツを履くのには実用性もあります。
寒さ対策になる
地方によっては成人式の時期は雪が降っていたり、
寒い時期ですのでブーツを履くことで足元の保温ができます。
式典の会場によっては、会場に入っても寒い事がありますので
冷えを予防してくれるのに役立ちますね。
個性を発揮できておしゃれ
足元をブーツにするスタイルは周りと差をつけた個性が出るファッションですので、
普通の着かたでは物足りない、
せっかくだから振袖のコーディネートを楽しみたいと思っていらっしゃるお嬢様にはピッタリですね。
前撮りとイメージを変える事ができる
前撮りを草履にして式典はブーツ、
または式典が草履で前撮りをブーツなど足元を変えるだけで
振袖姿のイメージが変わりますのでバリエーションを楽しむ事ができます。
振袖の「振り」を美しくみせる事ができる
ブーツにはヒールが付いているものや厚底などがあり
草履と比べると身長が高くなります。
このため振袖の特徴である「振り」のバランスが良く見えるので着物姿が美しくみえます。
歩くのが楽
履きなれない草履では、はなおの部分で指が痛くなってしまったり、
足が甲高の方は締め付け感があり長時間履いていると足が痛くなってしまう事があります。
ブーツであれば足馴染みも良く、踵があるので歩きやすいと言えるでしょう。
振袖にブーツを合わせる時の注意点
ブーツと振袖のコーディネートには、
ちょっとした注意が必要ですのでこちらでご説明しますね。
統一感を持たせましょう
振袖とブーツを合わせる場合は、柄や色を合わせるだけでなく
バックやヘアアクセサリーなどの小物類も合わせて全体の統一感を持たせるのがポイントです。
ブーツの場合、足袋は履くの?
ブーツを履く場合、着物用の足袋は厚みが出てしまってブーツが履きにくくなってしまったり、
足袋についている金具が当たって足が痛くなってしまう事がありますので
普通の靴下、もしくはタイツなどがオススメです。
最近では足袋の形をしたタイプの靴下もありますのでこちらもオススメです。
着付けのポイント
足元がブーツの場合、裾を短めに着付けてもらうとブーツとのバランスが良く見えます。
着付けて頂く方にあらかじめ伝えておくと良いでしょう。
ブーツの長さに注意しましょう
ブーツが短すぎると振袖とのバランスが取れなくなってしまいますし、
逆に長すぎてもブーツの金具で振袖の生地が傷んでしまう事もありますので、
ミドル丈がオススメです。
ブーツの長さは、振袖の裾から足が見えない丈が振袖との相性が良くまとまりが出ます。
試着などで丈を確認して購入するのが良いでしょう。
まとめ
振袖にブーツを組み合わせるのはハードな見た目になりそうなイメージもあるかと思いますが、
組み合わせ方によって個性を出す事ができて上品な着こなしができるのです。
着る年齢や場所が限られている振袖だからこそ
成人式ではブーツを組み合わせる事で若さを生かした個性のあるコーディネートができると言えます。
成人式では思いっきりお嬢様らしい振袖コーデを楽しんでみてはいかがですか。
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